「コミュニケーション下手」と思っている方、パーティ、得意ですか?そんな訳ないですよね。パーリーピーポーのようにコミュ力を養うにはどうすれば良いでしょう?というか、そもそもそんな必要はあるのでしょうか。面接などでコミュニケーションを求められる時、ぜひ心がけていただきたいことがあります。
面接はなおさら社交の場ではありません。面接を受ける側からは単に値踏みをされるだけの場に感じるかも知れませんが、「コミュニケーション」の場です。だからコミュ力が重要視されているのです。ではその面接というコミュニケーションの目的は何でしょう?
当然ですが、何となくウマが合うとか話がはずむといったことでは、全くありません。「欲しい人材」を見きわめるのが面接です。自分が「欲しい人材」だと「思われる」かどうかこそが面接コミュニケーションの目的でしょう。ではその目的をさらに細分化すれば、どういう人が求められるのでしょう。
・面接で求められるもの
会社側は仕事で面接を行う以上、「仕事ができる」人が欲しいのです。それ以外の目的で採用面接をすることは考えられません。ただ、「仕事ができる」という定義はとても広く、単純に適性検査でハイスコアが出たとか、TOEICの点数などのような数値化できるとは限りません。
まして将来の幹部候補になるかも知れない有名大学の学生を選ぶのであれば、入学試験のような正解を当てる能力より、正解のない答えを自ら創り出せるような力こそ求められるものでしょう。つまり面接でうまくしゃべれるかどうかと採否は直接は関係ないのです。上手くしゃべれることが悪い訳ではもちろんありません。しかし核となる要素は「仕事ができること」を知らしめることです。
上手くしゃべろうとせず面接に臨むのはどうでしょう?その代り、自分の実績やモチベーション、適性やアイデア、思考能力といった、「仕事ができる」ことにつながるであろう要素やエピソードをしっかり伝えることに始めから注力します。決してうまくしゃべろうとせず、自分の果たすべき役割を認識して臨む。しゃべりに自信がないなら余計に、目的一直線に伝えることこそ面接においてまず果たすべき目的といえるでしょう。
コミュニケーション大学院講座
2010.11.27
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株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。