1842年4月12日に記念すべき「兵糧パン」第1号が伊豆韮山で焼きあがりました。この日を記念して4月12日を「パンの記念日」、毎月12日を「パンの日」としました。
今日、4月12日は「パンの記念日」です。
日本人ではじめて本格的にパン製造を行ったのは、伊豆韮山の代官であり、軍学者でもあった江川太郎左衛門です。長崎で製パン技術を覚えた職人を自宅に呼び、パン焼き窯を作って、1842年4月12日に記念すべき「兵糧パン」第1号を焼き上げました。伊豆に行くと「パン祖のパン」という当時のパンを再現したお土産を売っていますが、もともと兵糧という保存食であることもあり驚きの固さです。
パンと聞いてまっさきに思い出すのは、伊豆よりも神戸でしょうか。130以上の店舗があるという神戸では人気のベーカリーも新旧入り乱れて大混戦の様相ですので、最新情報は他のランキングサイトにお任せして、ここでは老舗をご紹介しましょう。
観光で訪れるのであれば、三ノ宮のフロインドリーブ本店がおすすめです。ここはドイツ人オーナーが1923年に創業した老舗で、1928年築のゴシック様式のすてきな教会を店舗として使っています。2階にある市松模様の床に高い天井の元教会の食堂がカフェになっていて、おいしいドイツパンのサンドイッチやデザートが楽しめます。もう一つ、阪急岡本駅近くには、このフロインドリーブの支店にあたるフロイン堂があります。こちらも1932年の開業ですが、今も大人気のおすすめベーカリーの一つです。
神戸まで行くのは遠いという方には、神戸のベーカリーで全国展開しているドンクがおすすめです。ドンクは1905年創業の老舗で、戦後になってからバゲットやクロワッサンといったフランスパンの製造で名を馳せました。ドンクの皮がパリパリで中がしっとりふわふわのバゲットは、他の追随を許さないおいしさです。フランスパンやパンドミなどシンプルなパンがおいしいお店は、何を食べてもおいしいです。
だんだん、焼きたてのパンが食べたくなってきました。
そういえば、一時期パン焼き器が流行り、我が家でも導入されていましたが、いつの間にか使われなくなってしまいました。パン焼き器のいいところは、とにかく焼きたてが食べられるところにあります。朝、焼きあがるようにセットしておくと、家中がパンのいい匂いに包まれてしあわせな気持ちになったものです。アツアツ、ふわふわの焼きたてパンはおいしくて食べ過ぎるのが難点でした。今日はパンの記念日です。カロリーなど気にせず、おいしいパンを思い切り楽しんでください。
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