株式会社サイブリッジが、「学校裏サイトチェッカー」というサービスを開始しました。
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
「学校裏サイトチェッカー」
http://schecker.jp/
教育的配慮とビジネスをうまく結びつけた、画期的な発想だと思います。
まず、どのように裏サイトとは登録されるか…というと、裏サイトを発見した人が登録申請する形ですね。
いわゆるナレッジ共有型。
そして、ナレッジが順調にたまれば、閲覧者は、自分が知らなかった学校裏サイトを容易に発見することができるようになります。
「教えて!Goo」や「Yahoo!知恵袋」のように、「自分が困っていること(かつ、自分ではどうしようもならないこと)を解決する一助となる」ナレッジ共有サイトは割と日本人に受け入れやすいので、
「あ、ここで私も裏サイトを知って助かった!だから私も(自分の知っているのがあれば)登録しなきゃ!」
という心理状況はおきやすいんではないでしょうかね。
一方のサイト運営のサイブリッジ側としては、広告収入モデルです。
子どものことを心配する保護者の方がかなりくるサイトになる気がします。
子どものことを心配する…そのような保護者は、子どもの校外学習への投資もかなり行うはずなので、Z会の一広告宣伝担当の僕からしても、このサイトが理想的な循環になれば、「ここで宣伝したいなー」と感じます。
一つ、懸念される方もいらっしゃるでしょう。
「自分の子どもは裏サイトの存在知らないかもしれないのに、このサイトで知ったらどうするんだ!」
と。
余談ですが、この反論を恐れ、教育関係業者ではなかなかこのテのサービスに踏み込めない現実があります。
もちろん、そのリスクはゼロではないです。
しかし僕は、それは杞憂ではないかと思います。
現実に、子どもたちを見ていますと…
「知らぬは大人ばかりなり」
という状況が今生まれているのではないかと感じるからです。
子どもたちに知られるリスクを懸念するより、大人たちが、「子どもたちが良く知っていること」を知らないリスクの方がよほど大きいんですよね。
どれだけ防御しようとしても、見える、検索できる、それがインターネットの世界なんです。
そして、「防御しようとしている人が防御しようとするサイトにたどり着く確率」よりも「興味本位で“良くない”サイトを見ようとしている人が“良くない”サイトにたどり着く確率」よりも圧倒的に高い。
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