Web広告の手法はまだまだ進化中です。 TV・新聞といったマスメディア出広しか知らない「オヤジ」的考えはどんどん通用しなくなっています。 先入観だらけの「オヤジ」がよくやる3つの思い込みを紹介。
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
Webは新しく沸き起こった文化です。
これまでの広告宣伝で「当然」と思われていたことをどんどん壊しています。
僕は教材編集から異動になり、広告宣伝の担当と同時にWebを任されたため、お陰様で先入観なくWebに向かい合え、最初から広告宣伝を担当していたら気づかなかったかもしれない、「思い込み」があったかもしれない…そんなことがなく仕事に携われています。
社内外の広告宣伝担当者と関わりを持つようになり、よくある広告宣伝担当者の思い込み(かつ、Webには通用しないこと)をここでは3点ご紹介します。
1.「(広告)媒体を買う」ことに思考の比重を置きすぎ
TV広告や新聞広告…これらのものは
・いつ出すか(日時の問題)
・どれくらいの頻度(あるいはスペース)で出すか
などに大きなスポットライトが当てられる上に
・かかる金額が並大抵ではない!
ために、中身のクオリティにケアする比重が低くなります。
※あくまでも相対比較で、クオリティももちろん大事ですけど、担当者が「いつ」「どれくらい」に目がいきがちになる、ということです。
Web広告は、たとえば「Yahoo!のバナースペースを買いました!」というだけではほとんど意味がありません。
バナーをクリックして、どのような展開をサイト上で見せるか。
その部分を工夫する努力に9割以上の知恵と労力をかけるべきなんです。
ではないと、まず購買などのアクションにつながりません。
だから「どの(広告)媒体を買うか」が先に来る議論はナンセンス。
「まず何をするか(どういうサイトをつくり、どのようにお客さんを引き込むか)」
「そのためにどういう(広告)媒体を買うか」
という流れで考えるのがとーーーーっても大切です。
これができずに「来年は○○というサイトで広告するぞ!」としか考えられないWeb広告担当はダメですね。
2.個人がメディアになっていることをナメすぎ
TV、新聞といった「マス」のメディアばかり見てきた広告宣伝担当のオヤジは、個人のブログを「(自分では読者の1人として日常生活の中で)見ている」ものの、そこに広告を出したときの効果として「そんなのあるわけない」と決め付けているキライがあります。
しかし今、現実で起きていることは…
◆個々のブログに細かく出広し、1つのブログからの成果は少なくても、積み重ねることで数も費用対効果も大きくなる。
◆そのようなブログメディアを統合した「ネットワーク出広」といわれる形態が流通している。
◆個人のブログが実際に大メディアに出広したときと同程度以上のお客様を呼び寄せてくれることもある。
◆個々のブログに多く取り上げられることで(ネット上の)企業価値が上がり、自社のホームページやブログで商材・サービスの告知をしたときにお客様の目に止まりやすくなる。
※ある意味のSEOなのですが、あえてWeb素人でもわかる表現にしてあります。
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