「For ○○を意識する」とは、誰のために・何のために仕事するのかを意識するということです。これは仕事をしていく上で、また、プロフェッショナルの条件としても欠かせないこととなります。
■□■ 「自分のため」という考え方 ■□■
「For ○○を意識する」ということを考えたときに、もう一つどうしても忘れてはならないことがあります。それは「For Myself」「自分のため」という考え方です。「お客様のため」ということが基本であることはその通りなのですが、それは仕事の基本であり、自分の人生すべての基本ではないわけです。
仕事としては「お客様のために」という軸が必要ですが、自分の人生として考えたときには、そのことが、同時に「自分のため」という気持ちにもなれなければ、到底長く続けていくことはできないわけですね。
今、目の前のこの仕事というものは、お客様のため(どんな社内的な仕事でもお客様がいると考えましょう)であり、会社のためであり、そして将来の自分の夢に向かっても、十分自分のためになるという考え方が必要でしょう。
理念に共感し、組織風土に同化し、仕事を通して会社の夢の実現への貢献もしたい。そして、やっている仕事がお客様のためになり、自分のためにもなる。このように「三方一両得」の考え方をして思って取り組める状態こそ、健康な状態だと思うのです。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
「スター社員の仕事術」
2010.08.18
2010.08.04
2010.07.28
2010.07.21
2010.07.14
2010.07.07
2010.06.30
2010.06.23
2015.07.29
今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。