仕事やキャリアで成功している人たちには、不思議な輝きがあります。輝いている人たちに共通すること、それは、クリアーな夢や志(こころざし)を抱いている点ではないでしょうか。ビジネスパーソンが、どのように自らの夢や志を見付け出し、情熱を傾けられる自分の居場所を見つけることができるのか。
既にご自身の「夢」をしっかりと持っている経験からの答えなのだろう。村山氏の軌跡を追うと、慶応義塾大学を卒業後、プラス株式会社で商品企画を担当し、日経BPに転職、イリノイ工科大学で情報デザイン工学を学び、ベネッセコーポレーション、NTTデータを経て、独立されている。村山氏の発火点は一体、何処にあったのだろう。「卒業後、最初に付く上司の影響は甚大なものです。私が最初に就職したプラスでは、上司に恵まれました。現プラス副社長の今泉さん、現アスクル社長の岩田さんですが、現在の私の価値観や考え方に大きく影響しています。そこでは、フランクにそして楽しんで仕事をすることの大切さを学びました。後ろ髪を引かれる思いで、自らのメディア事業に対する興味への拘りを追い、日経BPに転職しました。自分の意思に基づく最初の『小さな行動』になりました。その後、上司に頼み込み、前例は無かったのですが、1年休職をし、情報デザイン工学の勉強をするために自費で留学をするという、次の行動を仕掛けたわけです。アメリカでは、視野が拡がり、度胸も備わりました。マルチ文化を目の当たりにし、ダイバーシティの大切さ、受容性について多くの気付きを得ました。このようなキャリアへの拘りをとおして『志』の輪郭が見え始めたといえます。その後、見識の幅を広げるためベネッセ、そしてNTTデータへ移籍し、そして自らの明確な『夢』を実現するために独立、創業したわけです。」
「キャリア・ポートレート」という名の付く会社を設立した村山氏自身の「夢」とは何か?自らの存在意義をどう考えているのか?次回に続く
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