今、巷ではやりのDXとかIoT。 これって何なのか、ここではっきり整理してみませんか?(前編)

2021.12.17

経営・マネジメント

今、巷ではやりのDXとかIoT。 これって何なのか、ここではっきり整理してみませんか?(前編)

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

昨今テレビや新聞などのメディアや、実生活でもよく耳にする、DXやIoTなどの用語ですが、他にもいろいろアルファベットの文字がありすぎて皆さん、何が何だか混乱していませんか?


4.アナログからデジタルへの変換によって何が起こるのか?

IoTやDXなどの考え方やそれらを支える技術の進化によって、ネットワークを介して集めた所謂ビッグデータ(BD)と呼ばれるデジタル情報を、クラウドやオンサイト(オンプレミス)のサーバーに蓄積し、機械学習や人工知能(AI)で分析することができる世の中になりつつあります。

DXとは、先に 「デジタルへの変革」であると申し上げました。

では、何を変革するのか?というと、企業の場合は、ビジネスモデルやビジネスプロセス、またそこから生み出され市場に提供されるサービスや製品などビジネスに関係する全てを対象とした変革です。

この考え方は、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したとされています。

菅前政権の元、今回のコロナ渦で、政府や地方自治体からの給付金の支給などが大幅に遅れたことをご記憶の方も多いかと思います。

行政のアナログ対応がその遅れの最大たる原因として、他にもハンコ実印文化など、諸外国に比べて日本におけるアナログを主体としたあらゆる業務などの弊害に対応し、是正するということで、危機意識をもって新たに2021年9月1日、デジタル庁が始動しました。

要は、デジタル化への変革を行っていくことが、第4次産業革命時代の到来において政府、民間企業、その他組織、個人など遅れることなく対応するということであると認識することが極めて重要なポイントです。

IoTの導入を「デジタル変革:デジタル・トランスフォーメーション」ととらえて、自分の企業や組織を如何にデジタル化へ移行させるのか、できるのかとお考えになると良いのではないかと思います。

次回の後編では、 今まで述べてきたDX/IoTやそれを取り巻く概念などを理解した上で、これからの人々の働き方改革にどう対応すればいいのかを考えたいと思います。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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