なぜ写真模写はダメか:著作権以前の写真と絵画の違い

2019.04.02

ライフ・ソーシャル

なぜ写真模写はダメか:著作権以前の写真と絵画の違い

純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 哲学教授

/写真は、しょせん写真だ。画角や深度、膨らみがぐちゃぐちゃで、影も色合いも空気感もでたらめな、そんな立ち位置不明の塗り絵など、まともに調律もできないアマチュアオケの演奏のよう。そんなのを見ていたら、こっちの感性がやられてしまう。/

写真は、シロウトのものでも、プロの写真家のものでも、すでにその人の見方を表している。もちろん、画学生がそれらをなぞって研究するのは意味がある。だが、なぞった出来損ないの習作を人に自慢げに見させられても、迷惑千万。そんなにヒマではない。だいいち、写真は、しょせん写真だ。画角や深度、膨らみがぐちゃぐちゃで、影も色合いも空気感もでたらめな、そんな立ち位置不明の塗り絵など、まともに調律もできないアマチュアオケの演奏のよう。そんなのを見ていたら、こっちの感性がやられてしまう。


by Univ.-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka. 大阪芸術大学芸術学部哲学教授、東京大学卒、文学修士(東京大学)、美術博士(東京藝術大学)、元テレビ朝日報道局『朝まで生テレビ!』ブレイン。専門は哲学、メディア文化論。最近の活動に 純丘先生の1分哲学、『百朝一考:第一巻・第二巻』などがある。)

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純丘曜彰 教授博士

大阪芸術大学 哲学教授

美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。

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