経営戦略の基本的な内容を解説していく内容です。構文という意味はバラバラに読んでもそれなりに意味がわかって読める、定型化されているということですが、読み物としてもそれなりに読めることを目指します。
VRIOは強みを規定するための枠組みで、バリューチェーンを見たときに、価値はあるか?希少性はあるか?真似しにくいか?実行する組織力はあるか?の4つの論点をクリアしたものが「強み」としての規定され、強みの規定の後に、その資源、ケイパビリティを中心として得られている競争優位を保持、拡張するための施策を打つことができるようになる
おはようございます。伊藤です。今日も元気です。今日はみなさんの大好きな「強み」です。スポーツでもストロングポイントと言ったりしますね。
いわゆるSWOT分析が流行しているせいか、けっこう簡単にこの会社の「強み」はとか、このチームの「ストロングポイント」はとか,、この会社の成長曲線はとか言ったりするわけですが、ちゃんと規定するのは意外に手間ですし、そんな簡単に規定できたらコンサルタントはいらないわけです。
ちなみに、私の強みってなんでしょうね?
性格が悪いところでしょうか・・・。モテないところでしょうか・・・。暴言を吐くところでしょうか・・・。
一人ブレストが身に染みる夏の日ですね!いえ、秋の風の冷たさが身に染みてきます・・・。
ちなみに、写真の解説としては、キラキラ女子がその強みである「キラキラ」を全開にしながらプレゼントを渡そうとしているところです。まだ夏ですが、クリスマスを先取りです。「決戦はクリスマス!」ですからね。
こういう女子は自分のストロングポイントをよくわかっています!主流派の美女には勝てませんね!いえ、私はもっとエギゾチック派です!(どうでもいいですね・・・。)
さて、ここからまじめに解説していきます。
VRIOのVは価値のV、ValueのVです。ここが一番面倒なポイントです。
「価値がある」ということはどういうことなのでしょうか。
VRIOというフレームワークは2つの文章で構成されます。
1.とある企業のリソースが価値があって希少なとき、企業は競争優位を獲得する。
2.そのリソースが模倣、代替が不可能なとき、企業は持続的競争優位を獲得する。
この2つの文章ですね。
じゃあね、リソースに価値があるって、どういうこと?と思うわけです。バリューチェーン的に考えれば、簡単な気もします。お客さんが価値があると思っている商品、サービスに価値を加えられているか否かです。
ただ、バリューチェーンは価値連鎖ですので、すべてのプロセスが少しずつ価値を加えていると考えられますから、価値があるは、単に価値をちょっと加えているというよりは、大きな部分を占めていると考えた方がよさそうですね。
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。