財政を理由とする「在宅介護」重視は、女性の社会進出を阻害する愚策。むしろ官僚的発想の真逆の施策により介護制度を再生し、地方創生につなげるべき。
「軽い介護」だけでなく「介護予防」もボランティア体制が効果的な対象だ。地域住民が主体となって、筋力や持続力を維持させるための体操などをお年寄りにしてもらう活動だ。寝たきり老人をなるべく増やさないのがその狙いで、住民もハッピーに暮らせて地域の絆を保て、市町村も医療費を抑制できる。
厚労省の「介護予防」のモデル地区となっているのが三重県・いなべ市で、小生の親戚が市長として、「元気づくりシステム」と称して引っ張ってきた。今では全国から視察が相次いでおり、ほぼ完成した形となっているようだ。
第一点の報酬改善、第二点の多忙過ぎる仕事量の抑制と重労働の改善が実施されれば、介護を仕事にしたいという女性・若者は確実に増える。そうなれば、地方の過疎化にも歯止めが掛かると期待できる。
故郷に戻りたいけど仕事がない、というボトルネックがなくなれば、豊かな自然と人間らしい生活を手に入れられる地方のほうがいいという人は多いだろう。安倍政権が急ごしらえで唱え始めた「地方創生」は、介護制度の再生こそが基礎になるはずだ。
社会インフラ・制度
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パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長
「世界的戦略ファームのノウハウ」×「事業会社での事業開発実務」×「身銭での投資・起業経験」。 足掛け38年にわたりプライム上場企業を中心に300近いプロジェクトを主導。 ✅パスファインダーズ社は大企業・中堅企業向けの事業開発・事業戦略策定にフォーカスした戦略コンサルティング会社。AIとデータサイエンス技術によるDX化を支援する「ADXサービス」を展開中。https://www.pathfinders.co.jp/ ✅中小企業向けの経営戦略研究会『羅針盤倶楽部』の運営事務局も務めています。https://www.facebook.com/rashimbanclub/
