カツマーを目指さなくても、結婚、子育てで成長する。(後)

画像: NAFVAC

2015.07.31

開発秘話

カツマーを目指さなくても、結婚、子育てで成長する。(後)

喜田 真弓

ワーキングマザーで3人の子持ちといえば思い浮かぶのは勝間和代さんだろう。公認会計士、トレーダーに経営コンサルタントを経て評論家という華々しい経歴を持つ勝間さんは、「わがままじゃありません!子供も仕事も手に入れるのは夢じゃない」、と言い放つ(ワーキングマザーバイブルより)。

小島が仕事を辞められないもう一つの理由は、職場での新しい気づきや、学びがたまらないからだという。
「会社はたくさんの人が一緒に働いていますので、その人の考え方や生育背景に 触れる瞬間も多いのですが、すごいな、という新鮮な驚きが日々あります。 特に(会長の)ビルさんの考え方はほんとうに感銘します。すごいのはその考えをまんべんなく共有させ、同じ目線で働ける環境を作っていること。もちろんそれをバックアップする組織があるのもすごいと思います。今は人を採用して、現場に送る業務の割合が多いので、おのずと人を成長させたり、入った後のキャリア形成にどう繋げていくかにとても興味があります。これからどんな仕事に行き着くかはわかりませんが、このような環境で働けることに感謝していますし、面白い仕事をしていきたいなと思います」

小島と長く一緒に仕事をしてきたのが、人事総務部の上司である宮内後(みやちご)である。小島が自分で語らない、真実の小島の姿を聞いたみた。

「小島と一緒に仕事することになったのは、2003年からですので、早いもので10年が経とうとしています。小島にとって、私は、おそらく一緒に仕事したくない上司だったかもしれません。実は、小島との出会いは、採用担当者時代の1990年新卒採用時に遡ります。入社前には、内定式が開催されますが、その内定式を無断で欠席した不届きな内定者がいました。それが、何と小島でした。
内定式に来ないので、自宅に電話すると、『はい、小島です・・』と電話に出るものの、明らかに寝ぼけ声で、寝ていたようです。前日は徹夜だったというのが理由でした。こんな時でも、特に慌てることもなく、冷静に対応していました。どんなことがあろうとも、少々のことでは動じない性格は、もう若い頃から生成されていたようです(笑)」

こんな内定者は初めてだった、と笑う宮内後だが、一緒に仕事をするようになって、自分自身、またチームメンバーに、小島は大きな影響を与えているという。

「小島の、周りを気持ちよくする性格ですね。仕事を頼むと、どんなに忙しくても『できません』『NO』とも言わず、また嫌な顔もせず、快く対応してくれます。ほんとうに働きやすいメンバーです。次に苦労を感じさせない性格。ご主人や子供さんの苦労があっても、辛い気持ちを表すことなく、いつも元気に振る舞い、頑張ってくれています。苦労なんて、本当にあるの?って思ってしまいます。そして、.スーパーウーマン的な性格。仕事、家庭、プライベートの3役を、24時間かつ365日のフル稼働です。とても普通にはできないようなことを、いつも軽々とやっているように見せてくれます。いつ寝てるの?と感心させられます。これからも、人生を楽しみながら、長く働いて頑張って欲しいですね。そして、4人目のチャレンジがあってもいいかもですね(笑)」
こう語る宮内後自身も、頼れる人事採用担当者として学生、新入社員から絶大なる信頼を得ている。こんな人事部だからこそ、アシストに良い社員が集まってくるのかもしれない。

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