自分の人生そのものや仕事に関することに対して成功イメージを持つことが大切です。今回は、成功イメージの描き方をご紹介します。
以前、あるビジネスコーチングを生業にしている友人から、ビジネスプランの成功のための魔法の4つの質問というものを教わりました。
曰く
1.その事業の1年後の成功イメージは?
2.じゃあ、5年後の成功イメージは?
3.その成功イメージを実現するのに、何が障害になるか考えてみてください。
4.最後に、どうやればその障害を乗り越えて、確実に成功を手に入れることができるでしょうか?
この4つのステップは、とてもシンプルなものなのですが、これを教わったことは、私にとってとても大きな出来事でした。
これは、ビジネスプランを立てる時の基本的なフレームで、わかってしまえば「な~んだ」と思うのですが、現実にはこうしたシンプルな順番を忘れて、色々なことを「あ~でもない、こ~でもない」とこね回しがちなのです。
この4つの質問を聞いた時に私は、これらはビジネスプランの将来計画にもいいけれど、自分自身の将来像を考える時にも有効だと思ったのです。
1年後の成功イメージを持つというのは、誰しも普通にやっていることだと思いますので、割愛するとして、まずは「5年後の成功イメージを持つ」から。
■□■ 5年後の成功イメージを持つ ■□■
10年では長過ぎて、世の中もあまりにも変わっているでしょうし、2~3年では1年とあまり大きくは変わらないでしょう。
5年後の姿を考えるというのは、ちょうどいいタームであると思います。会社で言えば「中期経営計画」みたいなものでしょうか。
・5年後に、自分はどんなポジションについていたいのだろうか。
・5年後に、自分はどんなスキルや能力を身につけて、どんな仕事をしていたいのだろうか。
・5年後に、自分はどんな貢献をして、どんな評価を得ていたいのだろうか。
・5年後に、自分はどんな収入を得て、どんな生活をしていたいのだろうか。
目の裏に浮かぶようなレベルで、具体的にイメージを文章化、できればビジュアル化にも挑戦してみたい。
≪これまでの棚卸しが大事≫
「古きを学び、新しきを知る」
これは、古今東西言い古されていることかもしれませんが、とても意味のあることだと思います。歴史の中に、将来の戦略を考えるたくさんのヒントが隠されているというわけです。
個人の将来の成功イメージを持つ場合にも、これは同様で、将来の成功イメージを持つ時には、これまでの自分を棚卸ししてみることが有効です。
・これまでの自分の歩み(生い立ち・学歴・キャリア)
・培ったもの(スキル・知識・人脈)
・資産(貯金・動産・不動産)
・ビジネスマンとしての強み・弱み
・尊敬する人とそのポイント
等々
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今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。