「現実はかつてはすべて想像の中にあった」 これは、かの有名なアメリカ物理学者、 アインシュタインのことばです。 今回は、いかにして成功を実現させることができるかというお話です。
◆「現実はかつてはすべて想像の中にあった」
これは、かの有名なアメリカ物理学者、
アインシュタインのことばです。
今の現実社会は、
「かつて人々が思い描いた想像の世界が、実現したもの」
だということです。
◆こういう逸話もあります。
ある老人が、若い学生に尋ねました。
「なぜ鉄の塊である飛行機が空を飛べるのかわかるかい?」
「それは、翼表面では気流の流れが速くなり、それが揚力を生むと
いう流体力学による成果がそうしたのではないでしょうか?」
学生の答に、老人はこう云いました。
「飛べる一番の理由は、
当時の人々が、飛行機は絶対に空を飛ぶことができる
という信念を持ち、
人間が空を自由に飛んでいる姿を鮮明にイメージしていた
からなんだよ」
◆最近、中村天風という方の「成功の実現」という本を読んでいます。
この方は、明治維新を挟んで活躍された哲人です。
1876年華族に生れながら、軍事探偵として満州へ。
日露戦時下めざましい活躍をし、「人斬り天風」と恐れられる。
当時死病の肺結核を治すため欧米、インドを放浪。
その間、コロンビア大学で医学を学び、また日本人にして
初のヨガ直伝者となり、その後財界で活躍され、
1968年92歳で死去。
◆師事する多数の方の中に、
古くは、
東郷平八郎元帥や山本五十六元帥、原敬元首相
最近では、
松下幸之助氏、京セラ稲盛会長、ロックフェラー三世ら
そうそうたる顔触れが顔を連ねています。
◆こんな偉い方であるこの中村天風氏も、同じようなことを
言っています。
「目に触れる全ての物は一切合財、
宇宙の自然創造物以外の物はすべて
人間の心の中の思考から生み出された物である」
◆天風氏は、さらに、現在を生きがいのあるものにするには、
「想像力」
を応用して、自分の念願、宿願をはっきりと心に描くことを
絶え間なくやるということをやり続けなさいと。
◆どうも、人間の意識には
「実在」と「潜在」
の二つの意識があって、
実在意識が、思考や想像の源を司り、
潜在意識は、実在意識が念ずるものを現実化する
ように事前に努力する傾向にあるようです。
◆実在意識に働きかけるもの、それは言葉です。
実在意識に働きかける言葉は、
積極的な表現でも、消極的な表現でも
どちらも大きな影響力を実在意識に与え、
それを元に潜在意識が、その思念するものを現実化する
といいます。
◆これはコンピュータでいえば、
実在意識は、あらゆるデータを収集し、入力するユーザーインター
フェースのようなもので、
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