セールスで使うトークスクリプトは企業の財産ですね。そのスクリプトのクオリティによって、成約率が決まってくる。そのスクリプトを作る場合に、やや小手先ではありますが、私が留意していることを書かせていただきます。
あなたはどう思いますか?と。
普通に考えてもこの順序意外は成立しえないのですが、知っていると楽です。
人称は3、2、1、2の順序にする。
これだけで、スクリプトを作るのがだいぶ楽になります。
これにあわせて知っておくべきは、現在、過去、未来の順序です。
人は未来の話しを考えるのは、苦手です。
いきなり、3ヵ月後のことを教えてくれ!といわれたら困りませんか?
でもね、今どうか?は一応わかる。
3ヶ月前はどうだったかも、思い出せばわかる。
今、まさにここのお話しをするのは、楽です。認識が正しいか間違っているかは別として、誰でも言えます。
先に書いた人称の話しと統合してみましょう。
はじめは、3人称的な現在のことを言うのがいいんです。
そして、次は、2人称の過去を思い出してもらう。
その上で、2人称の未来を想像してもらう。
そして、その2人称の未来にあわせた、1人称の提案をする。
最後に2人称に決断をしてもらう。
という流れになります。
具体的にしてみますね。
トップ企業、競合は今、こんなことをやってますよ。
御社はこれに関連したことを過去にやってませんでした?これに関連した問題が過去に生じていませんか?
これ、ほっとくとどうなりますか?あなたの未来はどうなりますか?
でも、私がこういう提案をして実行となったら?
あなたはどうします?
ということになります。
わかります?
こういう型を知っておくと、トップ営業マンのノウハウをスクリプト化するのはすごく楽になります。当然、スクリプトは固定化と改善を繰り返すものです。そして、組織の営業力を上げていけばいいのです。
うまく伝えられたでしょうか?
こういったナレッジがあなたのビジネスに役立つことを心から祈ります。それでは次回をお楽しみに。
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。