【事業計画書の人事戦略のセクション】
こんにちは、経営コンサルタントの入野です。
年間100本以上の事業計画のレビューや、
ビジネスプランコンテストの審査員などをしています。
本日は「人事戦略」について解説します。
どのような人材を採用・教育し、
どんな人事制度で、どんな企業文化を作るか、
ということを記述するセクションです。
【人事戦略の事業計画書での位置づけ】
1. エグゼクティブサマリー
2. 事業立ち上げの経緯
3. マネジメントチーム
4. 会社概要
5. 経営理念・事業理念
6. 商品・サービスの概要
7. 儲けの仕組み
8. 市場および競合の分析
9. マーケティングと販売戦略
10. オペレーション計画
★★11. 人事戦略
12. 立ち上げ戦術
13. 成長戦略
14. 出口戦略
15. 財務計画: 売上予測、コスト計画、資金繰り予測、資本政策
16. リスク管理
17. プロジェクト管理
初級者によくある間違い
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┃ ■■■チーターにもっと速く泳げと言ってしまう
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ベンチャー企業には個性あふれる優秀な人材が集まります。
大企業の平均レベルよりも優秀な人材が集まるのが普通です。
世界/業界トップクラスの人材が集まるベンチャーもあります。
しかし、得意不得意の差が激しい人材が多いが問題です。
「プログラミングは世界一、営業力や社会常識は中学生以下」という人材。
そこで、弱点を鍛えてあげようと考えると、よく失敗します。
理由は
・ 弱みを指摘しすぎるとモチベーションをなくしたり、
せっかくの自分の強みに対する自信をなくす天才肌の人材も
多くあるので。
・ そもそもベンチャー企業は弱みより強みが圧倒的に重要なので。
「脇が甘い!」と弱みを指摘してやりたくなることもありますが、
グッと我慢してあたたかく見守るという選択肢も考えてみて下さい。
地上最速のチーターに
水泳の練習をさせる必要はないのです。
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┃ ネコをハガす努力が足りない
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次のページ本来は長~い長~い付き合いが必要
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