事業計画書の成長戦略について解説
こんにちは、経営コンサルタントの入野です。
本日の事業計画書の書き方は
成長戦略について解説します。
事業を拡大するフェーズ(設立2~3年ぐらい)について
記述するセクションです。
【人事戦略の事業計画書での位置づけ】
1. エグゼクティブサマリー
2. 事業立ち上げの経緯
3. マネジメントチーム
4. 会社概要
5. 経営理念・事業理念
6. 商品・サービスの概要
7. 儲けの仕組み
8. 市場および競合の分析
9. マーケティングと販売戦略
10. オペレーション計画
11. 人事戦略
12. 立ち上げ戦術
★★13. 成長戦略
14. 出口戦略
15. 財務計画: 売上予測、コスト計画、資金繰り予測、資本政策
16. リスク管理
17. プロジェクト管理
初級者によくある間違い
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┃ ■■■「成長」の捨ての定義が不明確
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「成長」と一言でいっても、業績目標としてはいろいろあります。
・ 売上高
・ 経常利益
・ 当期利益
・ 人員数
・ 店舗数
・ 単月黒字化
・ 累積債務の完済
・ 認知度
・ 業界での評判
など
しかし、ポイントは、どんなに素晴らしいベンチャーでも
必ずしもすべての業績目標を同時に達成することはできないということ。
例えば、「売上高」vs「単月黒字化」
ベンチャーの雄アマゾンでさえ、売上の拡大の一方で、慢性的な赤字に悩まされ、投資家やアナリストに叩かれました。
別の例は「店舗数」vs「累積債務の完済」
飲食店の場合は、1店舗目が繁盛していれば、 1店舗目の累積債務を完済する前に資金調達をして多店舗展開をする場合もあります。
成長戦略のセクションで大切なのは、
何を成長として目指し、
何を成長とは見なさずにトレードオフとして捨てるか。
「捨ての定義」です。
中級者でもよくある間違い
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┃ またゼロから土地勘のない新規事業をはじめようとする
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次のページ土地勘(≒人脈、技術、ノウハウ、顧客リスト)のない新規事業
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