リーダーシップについて考えてみたい。
リーダーシップについて多くの本を読んでいる。ハーバード大学のジョン・コッターの本などが特に印象に残っている。しかし、具体的な内容と個々の研究者の論理を結びつけて説明することは骨の折れる作業である。研究者ならまだしも、リーダーシップを実践する立場としては、意識せずに自然に受け入れられるリーダーとしての思考、態度、行動等を受け入れれば良いだろう。
リーダーシップの中核にあるのは、指導者の人格、先見性(感性)、判断力などと総合的な経営能力であろう。総合的な経営能力の中で最も重要なのはコミュニケーション力だと思う。また、リーダーシップの本質は「ビジョン」に集約されるようである。
私は「ビジョン」を人格や能力などの資源と外的・内的環境の融合によってもたらされる「将来像」だと定義している。正しいビジョン、適切な将来像は実現に向かうもののようである。
リーダーシップは、正しいビジョン、適切な将来像を持つことと、それを組織内の社員や顧客、投資家、取引先、社会などに伝えること、浸透させることによってもたらさせる社会的な現象だと言える。そのような環境が指導者の力を高め、また、安定的なものにするようである。
リーダーとは、正しい心と能力を持って、共通の目標に向けて組織を導く人々である。
環境や組織が混沌としている時は、混乱の中で傷を負うこともある。それでも生き残る強さ、体力、知力が必要である。リーダーは、混乱が落ち着き、組織に秩序が生まれるまで、善意のシグナルを組織内外に送り続けなければならない。リーダーは、また、新しい価値や基準を作りださなければならない。
リーダーは、理屈抜きで、個人、組織、社会とコミュニケーションできなければならない。また、高度な倫理観、思考、価値観を持たなければならない。それらを周囲の人々に対して説明できなければならない。されには、周囲の人々から共感を得て、協力を受けなければならない。
【V.スピリット N0.48より】
V.スピリット総集編3
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