パートナー、共演者、上司、監督、スポンサーとしてのお客様について引き続き考えてみたい。
市場メカニズムを基本とする経済システムの上にのる企業、その取引先、顧客は、お互いの貢献度、役割、能力に応じて報酬を分け合う、あるいは、富や経済力を交換しあう「パートナー」である。社会全体の営みを一つの演劇、映画、演奏に例えれば、企業、その社員、取引先、顧客は皆、「共演者」となる。パートナー、共演者にはそれぞれ役割、責任、義務がある。それらの遂行に応じて評価され、報酬を得る。
個々のパートナー、あるいは、共演者は、それぞれ最大の報酬を獲得するように努めなければならないようである。現状の職務において、あるいは、最適な別の職務においてベストを尽くさなければならない。その結果、社会組織全体の「利益」や「幸福」が最大化される。
自己の利益を中長期的に最大化することによって社会全体が発展して、豊になるというのが経済システムの根底にある価値観や考え方である。
能力や志のある人を中心に人が集い、自由な競争によって、富が配分される。それは、結果として、あるいは平均的には、誰かが均等に富を人々を配分するのと同じような効果を持つのかも知れない。
企業、社員、顧客、取引先、あるいは投資家は、それぞれ役割の重複はあるにしても、パートナー、あるいは、共演者として相互の、あるいは全体に対する自分の役割、責任、義務を果たさなければならない。
【V.スピリット No.42より】
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