【インサイトナウ編集長対談】シニア世代は本当に元気。民間企業のやることは元気な人を楽しませること

2022.04.01

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】シニア世代は本当に元気。民間企業のやることは元気な人を楽しませること

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

NPO法人「老いの工学研究所」で高齢社会に関する研究活動を続けながら、企業にシニアマーケットに関するコンサルティング、研修・セミナーなどを提供されている川口さん。これから超高齢化社会を迎える日本にとって、必要な視点についてお話をうかがいました。(聞き手:猪口真)

僕も昔は、定年延長は良い仕組みだと思っていました。なぜなら、フルタイムから5年ぐらいかけて働き方を変えていけるからです。いつか地域でフルタイムを過ごさないといけなくなる前に、会社で2日、地域で5日というように、地域を徐々に増やしていく期間にしたらソフトランディングできますよね。それなのに、5年間また同じように働いて、急にハードランディングしろという話になってしまっています。定年延長を、ペースを徐々に変えていく期間にするべきです。本人もそのような期間として位置づけたらいいのにといつも思っています。

猪口 ペースが変わらなければ、単純に給料が下がるだけという制度にすぎませんね。

川口 同じことをやっているのになぜ給料が下がるのかという話になりますよね。このような合理性に欠ける処遇システムがいつまでも続くわけがありません。僕は、理由がないことはやめたほうがいいと思っています。次から次へと60歳、65歳を迎えますから、そういう人たちが働いたり、遊んだり、生涯を上手なバランスで暮らしていけるように企業も考えるべきです。

猪口 今日、一番お聞きしたかったことがあります。今は60歳手前でも、60歳には役職定年になって、65歳まで働いたとしても、そこで定年になります。だんだん地域のほうにいかないといけなくなることが、見えているわけです。そのためにどのような準備と心構えをするべきか、個人の課題として大きいですよね。

川口 個人の問題と会社の問題があると思っています。個人として、現役のときから、地域とは言わないまでも、会社の外と交わったり、会社の外の関係の中で学んだりする。読書でも何でもいいので、24時間、自分の会社のことしか知らないという状態からいかに脱出するかがとても大事です。働き方改革といって、労働時間を削減している会社がありますが、「その削減された時間を何に使っているのですか?」と問いたいですね。その時間で、何か会社とはまったく関係がない活動や交流、学びというものをしてほしいと思います。

そういう意味において、副業も良いと思います。今、スキル的に副業ができるかどうか、自問自答してもらいたいです。年を取ったら副業で頑張ろう、という道だってあるわけです。

猪口 一時、会社と家のほかにサードプレイスを作りましょうとよく言われていましたが、まさにそういうことですね。会社でもない、家でもない場所がたくさんあったほうがいい。

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