【インサイトナウ編集長対談】自分の成し遂げたいことのために、思う存分、既存の枠をぶち破る発想をしてほしい

2022.02.01

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】自分の成し遂げたいことのために、思う存分、既存の枠をぶち破る発想をしてほしい

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

人財教育コンサルタントとして、「プロフェッショナルシップ研修」「コンセプチュアル思考研修」「管理職研修」「キャリア開発研修」など、多岐にわたって企業内研修を行われている村山さんに、働くことの意義・目的、スタイルをどのように考えればよいのかについてお話をうかがいました。 (聞き手:猪口真)

仕事柄、いろいろな人のキャリア相談を受けますが、「どこかもっといい条件の会社はないかな」「いまと同じ待遇で雇ってくれる会社があればいいのに」「この業績だと、会社は定年まで雇ってくれそうにないかも」……などのように、会社に雇用されることが暗黙のうちに絶対条件になっています。私が「独立自営も選択肢のひとつでは」ときくと、「いやー、とんでもない(無理、無理)」と自分の中でその選択肢を一蹴して終わりという人がほとんどです。

猪口 いま、独立するという生き方(働き方)を選択しようとする人へ、アドバイスをお願いします。

村山 私は、独立してベンチャー会社を起こしたり、個人事業主として自分なりに事業を始めたりする人が日本で増えてくることを期待しています。それが日本の経済を面白く、強くする要因になりうると考えるからです。

是非、枠にとらわれない仕事をしていただきたいと思います。会社員という雇われの身でいると、どうしても組織が要求する枠の範囲内で収まるよう考え、行動します。独立する人は晴れてその囲いがなくなり、上司の顔色をうかがったり、根回しをしたり、予定調和で事を済ませたりする必要がなくなるわけですから、思う存分、既存の枠をぶち破る発想をしてほしいと思います。

私も41歳で会社員をやめ独立しました。会社という安全地帯から飛び出てリスクを負い、個として屹立していく覚悟ができてはじめてみえてくる次元の発想があります。ときに全くの空振りに終わることもありますし、大損が出ることもあります。ですが、そうした会社員の無難志向の発想からは絶対に出てこないアイデアや行動が、世の中のそこかしこで試されることがこの国のビジネスを強く面白くしていきます。これからのビジネス世界において、独立した個々がさまざまに結びつき合い、大企業がなしえない製品やサービスが次々と生み出される時代が到来することを願っています。


村山 昇

人財教育コンサルタント・概念工作家

【ビジネスホームページ】
https://www.careerportrait.biz/

【ウェブ講義】
『働くこと原論』~「観」を耕せ・「強い個」になれ
http://careerscape.lekumo.biz/genron/top.html

ビジネスパーソンのための新しい思考リテラシー『コンセプチュアル思考の教室』
http://www.conceptualthink.com/

【著作】

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

インサイトナウ編集長対談

INSIGHT NOW! 編集部

インサイトナウ株式会社

INSIGHTNOW!運営事務局/編集部です。

フォロー フォローしてINSIGHT NOW! 編集部の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。