コロナ禍は、仕事の仕方の変化だけではなく、仕事への向き合い方、そして将来に対する「自分自身のあり方」についても考えさせられたし、大きな変化があった。内閣府の調査を見ても、「職業選択・希望の変化」について「まだ具体的ではないが将来の仕事・収入について考えるようになった」と答えた人は多い。仕事のやり方、バリューチェーンのプロセスが変わり、これからの社会のあり方に、自分が対応できるのだろうか、これからはどのように自分を作り上げていけばいいのかと、私も含め多くの人が感じたと思う。 自分をどう作り、市場に対して価値のあるものとして訴求していけばいいのか、つまり、今風の言葉で言う「セルフブランディング」をどう組み立てていけばいいのかについても、大きな転換となった人も多いのではないか。
コロナ禍は、仕事の仕方の変化だけではなく、仕事への向き合い方、そして将来に対する「自分自身のあり方」についても考えさせられたし、大きな変化があった。内閣府の調査を見ても、「職業選択・希望の変化」について「まだ具体的ではないが将来の仕事・収入について考えるようになった」と答えた人は多い。仕事のやり方、バリューチェーンのプロセスが変わり、これからの社会のあり方に、自分が対応できるのだろうか、これからはどのように自分を作り上げていけばいいのかと、私も含め多くの人が感じたと思う。
自分をどう作り、市場に対して価値のあるものとして訴求していけばいいのか、つまり、今風の言葉で言う「セルフブランディング」をどう組み立てていけばいいのかについても、大きな転換となった人も多いのではないか。
どのようにセルブランディングしていくか
セルフブランディングといえば、巷言われている定義としては、自分自身のイメージ(ブランディング)を、戦略的に、いかに自分の望むイメージに近づけていくかということだろう。
これまでのセルフブランディングの方法としては、まず、自分が得意なことは何か、他人に対する差別化できることは何か、いわゆる強みは何かを定義する。人とのコミュニケーションが得意、プレゼンテーションが得意、将来的には、人前で話す講師を目指している人であれば、「人にわかりやすく伝える技術を持ち、コミュニケーション力で、共感を得ることが得意」「若手社員の教育に関しては定評があり、受講者の気持ちを理解することができる人気講師」などといったように自分自身を定義するかもしれない。
そして、人気講師といっても、「常に笑いがとれる」「人を感動させる」といった、どのようなイメージを持つ講師なのかを決める(キャラ設定)。「大勢の前に颯爽とにこやかな笑顔とともに登場し、拍手で迎えられる」あるいは「少人数に寄り添い、一人ひとりを大切にする」ようなイメージだろうか。
そして、今度はそのキャラをどう発信するかだ。その定義した自分をどのように、表現し、周囲に発信していくことになるのだろう。「颯爽と登場するシーンを撮影した動画を配信する」かもしれないし、「小さな講演会を地道に開催続ける」のかもしれない。
様々な方法やプロセスがあるとは思うが、多かれ少なかれ、「強みの定義」「キャラづくり」「告知手段の決定」というプロセスを経るだろう。
自分の市場価値を信頼で測る
こうした、いわゆるマーケティング的なアプローチは果たしてこれからも有効なのだろうか。
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セルフブランディング
2021.11.08
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