ロジカルシンキングブームが去ってから長いものの、ビジネスプランニングにおけるロジカルシンキングには大いなる誤解や形式に偏った理解がよく見られます。ビジネスプランニングにおけるロジカルシンキングとは何なのか?何でないのか?誤解や偏った理解を含めて概観しつつ本当に使えるやり方を明らかにしていきます。
しかし、ロジカルとシンキングが本来別の2つのものであるという認識がないと、なかなか企画はできないと思います。そもそも考えることって、「人に伝える」ために考えるだけではないでしょう?
一人でなんとなく考えることだっていくらでもあるわけです。不意に下りてくるというか、湧いてくるように感じるアイデアもあるわけです。
というか、人間の思考なんて、放っておけば、人に伝わらないものばかりではないでしょうか?そして、現実世界に再現できるかなんてわからないものばかりではないでしょうか?
それを人に伝えるように、現実で再現性を持ちうるように矯正しつつ、普段のように考えようとしても、なかなか厳しいのです。人の思考はおそらくそんなふうにできていない。
今回は問題提起を中心として書いてみました。次回はコンサルティングにおける「ロジカルシンキング」について考えてみようと思います。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
ロジカルシンキングを越えて
2018.02.05
2018.02.19
2018.03.16
2018.06.11
2018.06.27
2018.07.05
2018.07.19
2018.08.06
2018.08.23
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。