14歳から大人まで 生きることの根っこをかんがえる『ふだんの哲学』シリーズ 〈第5章|人生〉第3話
これを土台にして、一人一人が縦横無尽にどんな考えをするか、どんな行動をするか、どんな表現をするかというのが次の段階の自由です。すなわち、「自主的な創造への自由」「自由を無限に生かすことへの自由」です。この二段階めの自由こそほんとうの自由です。
自由という名のソファにうずくまっているのはラクです。でも、座ったままで見る景色は限られています。同時に、自由という名の剣は重くて扱いが難しい。けれど、その剣によって目の前の景色をどんどん切りひらいていけば、広い展望を得ることができます。
消極的に自由にひたる生き方と、積極的に自由を活かす生き方と───あなたはどちらを選ぶか。それもまた自由です。
[文:村山 昇|イラスト:サカイシヤスシ]
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14歳から大人まで 生きることの根っこをかんがえる『ふだんの哲学』
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キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。