これからが本格的な日本酒のシーズンです。ぜひ、奥深い日本酒の世界に足を踏み入れてみてください。
今日、10月1日は「日本酒の日」です。
10月1日は多くの記念日が制定されています。東京都制定を記念した「都民の日」から、語呂合わせの「天下一品の日」や「トンカツの日」、1001がメガネに見えるから「メガネの日」など、おもしろい記念日目白押しです。(ちなみに、10(トン)1(1番=勝つ)だそうです。)
その中で、あえて取り上げるのは「日本酒の日」です。新米による酒造りにかかるのが10月であること、酒造年度が10月1日から始まることから全日本酒造組合中央会が1978年(昭和53年)に制定しました。
今年の4月にBSプレミアムで放送した金沢の蔵元を舞台にした「リキッド ~鬼の酒 奇跡の蔵~」(脚本・演出源孝志)というドラマをご存知でしょうか。
「大赤字を抱えた老舗の酒蔵。その一人息子でエリート銀行マンの相楽修一(伊藤英明)は、思わぬことから銀行を辞め、酒造りに人生を賭けることに。わらをもつかむ思いですがりついたのが、伝説の老杜氏・鷲尾勇作(津川雅彦)だった。」(リキッド ~鬼の酒 奇跡の蔵~)
素人同然の蔵元、蔵人が鬼と呼ばれた杜氏の力を借りて、新たな銘酒を生み出す物語。映像、音楽、脚本、役者、すべてがしみじみと素晴らしく、機会があれば一度ご覧いただきたい良質なドラマでした。この中で、日本酒の作られる過程が丁寧に描かれていて、とても興味をひかれました。
伝統的な職人の勘や口伝の技術で作られているようなイメージのある日本酒ですが、温度、湿度、時間などを細かく計測し、非常に科学的に考えられ、作られていることに感動したのです。厳選される材料、複雑なたくさんの工程、コンマ以下の温度差で結果が異なってしまう繊細な作業。このドラマを見て、日本酒を作ってみたくなりました。
日本酒は苦手、あまり好きではないという方も多いようですが、日本酒には実にさまざまなタイプがあるので、飲んでみたら案外おいしいというお酒に出会うことがままあります。飲み慣れない方には、香りが高く味わいの軽いタイプの吟醸酒を10℃くらいまで冷やして飲むのがお勧めです。まずは、お店の方におすすめのお酒や飲み方を聞いてみましょう。思わぬ発見があるかもしれません。
これからが本格的な日本酒のシーズンです。ぜひ、奥深い日本酒の世界に足を踏み入れてみてください。
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