これからのクリーニング技術の進歩、サービスの進化に期待したい「クリーニングの日」です。
今日、9月29日は「クリーニングの日」です。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会 が、消費者にもっとクリーニングを利用してもらい、自らもクリーニング技術の向上を目指そうと制定しました。
実は、クリーニングの利用は右肩下がりに減っているのが実態のようです。二人以上世帯のクリーニング代年間平均を見ると、平成の初めころは17,000円~19,000円と高止まりしていましたが、年々下がり、この5年は7,000円くらいになっています。単価はそれほど変わっていないので、要するにクリーニングに出す数が減っているということですが、要因はいろいろありそうです。
家の洗濯機で洗える形状記憶シャツやウォッシャブルスーツの普及もあるでしょう。クールビズで上着を着なくてもよい職場や、ビジネスカジュアルでスーツを着なくてよい職場が増えているのかもしれません。もっと端的に、団塊の世代が引退したため、クリーニングに出す必要があるワイシャツやスーツを着る人口が減っているためかもしれません。
糸や生地の進歩、製法の進歩、洗濯機の進歩、洗剤の進歩。「洗えるスーツ」を洗濯機ではじめて洗ったときは、ほとんど感動しました。洗濯機に入れて、洗って、干すだけで、アイロンもかけずに、ちゃんと着られる状態になっているのです。これでますますクリーニング屋さんから遠ざかってしまいます。
クリーニング業界は、かつては画期的だった当日仕上げも当たり前になり、その次の画期的サービスを模索しているように見えます。環境配慮をかかげ、植物由来の溶剤を売りにする店もあります。隣にコインランドーを併設したり、時間外引き取りのための施錠ロッカーを設置したり、いろいろ工夫されている店もあります。大きな工場を持たない町の小さなクリーニング屋さんは、もっと苦戦されています。あるお店では、まだ職人気質の方がいらっしゃるのでしょう、「アイロンのかけ方、指導します」という貼り紙が登場しました。
一消費者として、これからのクリーニング技術の進歩、サービスの進化に期待したい「クリーニングの日」です。
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