交通事故死ゼロを目指す日と秋の交通安全運動をもっと身近な、自分自身のこととして見直してみませんか。
今日、9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」です。
「記録の残る昭和43年以降、毎日、交通死亡事故が発生している状況です。このような中、平成20年1月に、交通安全に対する国民の意識を高めるため、新たな国民運動として、「交通事故死ゼロを目指す日」を設けることとされました。国民一人一人が、交通ルールを守り、交通マナーを実践するなど交通事故に注意して行動することによって、交通事故を無くしましょう。」(内閣府)
交通事故による死者数は、昭和50年頃から年々増加し、昭和63年から平成7年まで毎年1万人を超え続けて社会問題化しました。それから20年。数々の対策が行われ、いまやエアバック装着車率は97%を超えて定着し、シートベルト着用率も94%程度と高水準を維持しています。平成14年度の飲酒運転厳罰化以降は、飲酒運転による死亡事故も減少しています。結果、平成26年度の交通事故死亡者数は4,113人まで減少しました。ちなみに最も多かったのは愛知県の204人、少なかったのは島根県の26人です。
(全日本交通安全協会 )
交通事故を含め、事件、事故、災害など突然の出来事で命を落とすことは、珍しくありません。ある日突然、なんの前触れもなく人生が終わってしまう。朝まで一緒にいて、手をふって送り出した人がもう二度と帰ってこない。直前までけんかをしていて、もう仲直りができないという消えることのない後悔。秋の交通安全週間はそういう人を一人でも減らしたいという地道な活動です。決して、罰金による収入増や検挙率向上を狙っているわけではありません。
交通事故死亡者数は確かにずいぶん減りました。それは、自然におこったことではなく、さまざまな施策や製品や多くの人々の努力のたまものです。逆に言えば、努力を続けなければ、減らせなかったということです。超高齢社会の日本では、判断力や瞬発力が衰えた人がどんどん増えています。努力を続けなければ、被害者も加害者もまた増えていくでしょう。
交通事故死ゼロを目指す日と秋の交通安全運動をもっと身近な、自分自身のこととして見直してみませんか。
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