大学入試でセンター試験や2次試験が廃止される?面接が導入される?…などなど、11月は大学入試改革の話がマスコミをにぎわせました。 事実はどうなのか。実際にどんな審議がされているのか。 中央教育審議会、高大接続特別部会を傍聴し、要点をまとめてみました。
という感じです。
6.安西部会長が、教育再生実行会議にも出席し説明している。
これが、これまでの第三次提言までと異なる進め方のようです。
つまりは、再生会議と中教審の同期がとれている、ということです。
中教審で制度設計が案として出されたら、政策的にも実現可能性が高くなる、ということになりますね。
7.「能力・意欲・適性を多面的・総合的に評価・判定する大学入試選抜制度への転換」という視点
「 」内は、第四次提言中に出てくる文言です。
これを報道では「人物本位」と表現しているようですが、提言の中にはどこにも「人物本位」と言う言葉はないんですよね。ここは情報に流されてはいけないところです。
では、この文言の意味するところは何か。
恐らくは、従来型学力に加え、今回の部会で濱名篤委員が主張していた、「コンピテンシー」を測る試験の導入などを意味するものだと思います。
より具体的には、言語運用能力、数理論理力・分析力、問題解決能力を測るための試験、ということであり、これはすでに、実証実験が進められている最中だそうです(文科省の参加者が話されていました)。ただ、形にするまでにかなり時間がかかるものである、と。。
いずれにせよ、上記の文言を「人物本位」という言葉に置き換え、さらに「面接」や「ボランティア活動の重視」と過剰に解釈してはいけないわけです。
以上、部会で話題に上ったポイントを7点、できるだけわかりやすく示しました。
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