学生時代に熱く打ち込んでいたものがある人は、就職に際して、その道へ進むか、それとも普通のサラリーマンになるのか、悩んだことがあるだろう。
今年、松田は期に一度、各事業部の優秀な社員に会社から贈られる「アシスト・チャンピオンクラブ」賞に選ばれた。表彰理由の一つは、パートナー企業経由で獲得したある案件で起きたトラブルでの適切な対応だった。
「先期は多くのパートナー様企業向けのプリセールス活動や支援を担当しました。そのうちの一つで、週明け月曜にカットオーバーを控えた金曜日の夕方にトラブルが発生し、担当営業経由で緊急のコールが入ったのです」
規模の大きなシステムではなかったが、導入から本番稼働までの期間が短かったために、とにかくスピードが求められる案件だった。お客様が直前に行ったテストでエラーが発生していたため、フィールド技術ではなく、すでにアシストのサポートセンター側で対応中だった。まずは調査状況をサポートセンターの担当者と共有し、電話で今後の体制や本番稼働までのスケジュール等の状況を確認し、アシスト側では緊急用のサポート体制をたてることにした。
「カットオーバーまでの期限が迫るなかで、技術的な話もできるフィールド技術である私がフロントにたった方がいいと判断し、お客様とサポートセンター担当者、担当営業の橋渡し的な役割で、トラブル対応にあたりました。サポートセンター担当者の調査のおかげで金曜の深夜に何とか解決に至りましたが、お客様側のテストが残っていたため、保守契約の時間外対応として、土日もサポートできるよう担当営業に窓口になってもらい、担当技術の私とサポートセンターにも問題発生時は連絡がくるような体制をとりました」。結局、土曜日にテストを終え、週明け月曜には無事カットオーバーにいたって事なきを得た。
「できた、という報告をもらった時は安堵の気持ちで一杯でした。サポートセンター担当者の高い技術力、その後の担当営業のお客様への厚いフォロー、暖かく見守ってくれた上司のおかげで、何とかなった案件だと思います。本当色んな方に支えられていい結果になったので、私だけ表彰されていいものかともいう思いもありました」
上司である松坂渉はこう語る。
「アシストで働いていると『哲学と信念』に書かれているような“顧客志向”の考えは普通に身についてきます。でも、実際の行動でそれを表すことができるかどうかがとても重要なこと。彼はお客様がお困りの状況において、最大限自分ができる対応を柔軟に、そして自らの判断で的確に行ってくれました。以前から「熱いモノを内に秘めてるヤツ」だとは思っていましたが、みごとにそれを行動で示してくれました。これからもアシストを代表する技術者に成長していってくれることを期待しています」
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