「これからの時代、グローバルスタンダードを目指すために、日本の大学も秋入学にした方がいい!」 …これまでは、掛け声だけで、実行に移している大学(学部)も一部であるものの、世の中的なムーブメントにはなっていません。 しかし、東大が本気になりました。
経済側も「賛成」にまわれば、文科省と経済産業省の意見の一致をみます。これは世の中、動く確率がグンと高まりますよね。
そういう世の中の状況を見越して、東大側がリリースした…だから「本気」だと思うんです。
このリリースをテコに、文科省も経産省も「そっちの方向」に動きやすくなる、という、レバレッジがレバレッジを生む循環も作れますし。。。
蛇足ですが、本記事をリリースすると「ギャップイヤーなんて…学生が遊ぶことに費やすだけだよ、きっと」的な意見が出ることはすぐに予想できます。
※ギャップイヤー=入試は春、入学は秋、とすると、6ヶ月間の合間がでる、その期間のこと。
東大側も100も承知でしょう。
→ギャップイヤーについて否定的な意見が集まれば、現状では「入試制度は変えない」としているものの、それこそ「入試制度自体を変える」(高校は3月卒業、しばらく受験勉強に専念させ、8月入試の9月入学、とか)ことへ舵を切りやすくもなる、なんて見方もできます
以上の推測について、1つ1つ細かいところを見れば、解釈があさっての方向を向いているかもしれません。僕の表現の貧しさもあり…(そう感じられたとしたらすいません)。
ただし、だとしても、全体として俯瞰すると、僕には「東大の秋入学検討はかなり本気」という肌感覚が先にくるのは確かなんです。
パラダイムシフトがすぐそこにきています。
社会人になる前の皆さん、「いまのあり方」が変わることが、「早く」そして「速く一気に」「とてつもないレベルで」起きることは、今後頻発する、そんな時代の転換点に生きていると言う意識を持って、受身ではない自分造りをどんどんやってほしいと思います。
保護者の皆さん、「今までの受験体制において」成功するお子さんを育てることに執着しすぎず、どんなことがあっても、積極的で自ら実力・学力向上に努められるお子さまへと成長させてください。
そして、教育に関わるすべてのみなさん。子どもたちのために、日本の将来のために、今までの枠組みに囚われない教育法・教育サービスを生み出していきましょう。
誰よりも、「その先につながる実力養成」を謳うZ会に勤める、寺西隆行、自分自身に、強く伝えます。
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