果たして自動車部品の共通化は進むのか?

2011.06.16

経営・マネジメント

果たして自動車部品の共通化は進むのか?

中ノ森 清訓
株式会社 戦略調達 代表取締役社長

経済産業省と自動車、素材メーカ首脳らが参加する「自動車戦略研究会」がメーカの垣根を越えた自動車部品の共通化を進める報告書を公表した。 果たして、自動車部品の共通化は国主導で進めるべき話なのだろうか? そもそもメーカの垣根を超えた自動車部品の共通化は進めるべきものだろうか?

圧倒的なコスト競争力と供給力で血みどろの戦いを勝ち抜くグローバルスケール戦略も、たとえ一国での市場が小さくとも自社にしか提供できないものを磨き薄く広く市場を取っていくグローバルニッチ戦略も、これからの市場の生き残り戦略としてどちらもありうる。

問題は、この選択は相容れないものなので、どちらかを選ばなければならないことだが、その選択は、自分達が目指していること、能力、足りないところを熟知している企業そのものが行うのが、正しい解を最も導きやすいし、自らの死活問題だけに納得感もある。

中ノ森 清訓/株式会社 戦略調達 代表取締役社長

調達・購買業務に関わる代行・アウトソーシング、システム導入、コンサルティングを通じて、お客様の「最善の調達・購買」を実現することにより、調達・購買コスト、物流費用、経費削減を支援する傍ら、日本における調達・購買業務とそのマネジメントの確立に向け、それらの理論化、体系化を行なっている。
コーポレートサイト: http://www.samuraisourcing.com/

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中ノ森 清訓

株式会社 戦略調達 代表取締役社長

コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます

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