コミュニケーションとは、“いざなう”ことと見つけたり。

2010.12.13

開発秘話

コミュニケーションとは、“いざなう”ことと見つけたり。

喜田 真弓

パッケージ・ソフトウェアの輸入販売から始まったアシストが、顧客からの要望を受けてコンサルティングを提供し始めた当初は、独立した事業部としてではなく、商品ごとに使い方を支援したりするスポット的なものだった。2004年、正式にコンサルティング室が発足し、石原洋はその室長を務める。

「地元で子供たちにサッカーを教えているのだけど、試合の後など、“もう少しトラッピングがうまくできたらあそこでシュートできたよね。トラッピングが上達するためには、どうしたらいいと思う?”と質問する。すると子供なりに一生懸命考えて、足の裏で止めるとか、それとも胸で止めるとか、自分たち流に考える。こうやって考え、意見交換をして、自分たちで解を導き出した時と、“トラッピングの練習をしろ!”と命令された時では、彼らの反応は全く違うものになる。要は達成感であり、それをみんなで共感することが重要なのだ」。

コミュニケーションはプロセスだ、と石原は言う。つまり、あるメッセージを送ると、それに対して反応が起き、またそれが次のメッセージにつながる。コミュニケーションは話し手が意図する特定のことに焦点を絞り、ある点から点へ向かう直線ではなく、期待される目的に向かうためのプロセスを起こすことなのだ。

コミュニケーションの主題を常に聞き手に置きながら、相手をいざなっていくプロセスをマスターすれば、コンサルタントのみならず、どんな職種でも好ましい関係の構築につながるだろう。

顧客でも、その関係がリーダーと部下、親子であっても、相手は重要なパートナー。コミュニケーションの究極の目的は、より親密な関係を築くことだと理解していれば、最高の結果を得られるに違いない。

文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp 03-5276-5850

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