「週刊 戦略調達の2009年の記事を振り返り2010年を占う」記事投票にご協力頂いた方、ありがとうございました。それでは、早速、投票結果の発表と、2010年の調達・購買業務の行方について占います。
現在の不況は、信用バブル崩壊による景気循環の側面もありますが、先進国でのハーフエコノミーと、新興国、後進国の市場化、所得水準の向上という市場構造の転換への対応の遅れという側面もあります。
市場構造の転換点では、読者の方がご指摘されている通り、「ありきたりの改善活動では行き詰まり」を迎えます。2010年は、新しい価値観に基づいて、改善手法も抜本的に見直さなければいけない年と考えます。ニトリ、ユニクロなどが、この転換を既に果たしている企業の典型例でしょう。
「値決めは交渉それとも市場連動方式のいずれですべき?」は、読者の方の投票理由にある通り、調達交渉の結果評価の難しさや、投機マネー流入による商品市況の変動幅の拡大で、これまでよりも基本契約による価格の安定が難しくなっている所が支持を集めた理由でしょう。
資源の希少化を理由に、素材が全体的に長期的には上昇傾向にある一方で、需要低迷を理由に、製品の価格が下方硬直化している中で、市場連動型の値決め方式を導入していくには、営業とのセットで、事業の収益性をどう確保していくかの経営レベルでの議論が不可欠でしょう。
投票全体の傾向として、トップ3の他にも、
【vol.7 2009.5.26 ソニー、調達先を半減】
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/7.html
(投票理由不明)
【vol.15 2009.7.21】共同調達でコスト削減という幻想
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/15.html
(投票理由不明)
【vol.37 2009.12.22】業務手順書から業務を設計する
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/37.html
(投票理由) 不景気だからこそ、次の一手に繋がると思ったから
など、「調達・購買業務とは何なのか」という問いや、調達・購買業務の本質に立ち返って業務を見直す事に関連する記事が支持を集めました。
次の傾向として、
【vol.31 2009.11.10】公共料金も削減可能 - 会計検査院が国交相に1億7千万円の電気代削減を要求
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/31.html
(投票理由)優秀な企業や社員は日本にたくさんいるのに政治はおかしい。政府の調達に民間から人材が登用されれば政治も変わるという期待を込めて
次のページ【vol.32 2009.11.17】無駄な支出のチェ...
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
-
会員登録 (無料)
-
ログインはこちら
週刊 戦略調達
2010.03.09
2010.03.02
2010.02.23
2010.02.16
2010.02.09
2010.02.02
2010.01.26
2010.01.19
2010.01.12
株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます
