以前「調達・購買業務のパフォーマンスはコスト削減額で測ってはいけない」とお伝えしました。それでは、調達・購買業務をどのように管理していけば良いのでしょう。今回は、調達・購買業務の特性を踏まえて、一つの切り口として、調達担当者の360度評価という考え方を紹介します。
これまで、360度評価システムで失敗した企業のほとんどは、360度評価の結果だけで給与や役職まで決めてしまうなど、360度評価=人事考課の万能薬として使ったのが原因です。同社もその辺りはうまい使い方をしており、システムはあくまで一つの客観的な評価情報を収集するための手段にすぎないと限定的な使い方をしています。
360度評価は、調達・購買業務のすべてを管理できる訳でもありませんし、どこの組織にも当てはまるものではありませんが、
- 調達・購買部門のパフォーマンスを真剣に改善したい
- 調達・購買担当者のプロフェッショナル化を図りたい
- 社内顧客、サプライヤから価値を認められる調達・購買部門にしたい
- 調達・購買部門に適正なマネジメントを確立したい
と考えている方には、有効なツールの一つです。
※本稿は、弊社が発行しているメルマガ「週刊 戦略調達」の記事を編集・加工したものです。「週刊 戦略調達」は、調達・購買業務とそのマネジメント、コスト削減・経費削減のヒントを提供すべく、調達・購買業務のマネジメント、戦略調達のプロフェッショナルが、最新のトピックスから、調達・購買業務におけるトレンド、業務への影響を解説したものです。最近の記事のバックナンバーの閲覧やご購読は、http://samuraisourcing.com/knowledge/weekly/ にて行えます。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
週刊 戦略調達
2010.02.23
2010.02.16
2010.02.09
2010.02.02
2010.01.26
2010.01.19
2010.01.12
2010.01.05
2009.12.30
株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます