「バリアフリー」改め「バリア・アリー」
常識破りの介護施設

2009.08.05

経営・マネジメント

「バリアフリー」改め「バリア・アリー」 常識破りの介護施設

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

~ サービスサイエンス的思考法でビジネスモデルを探る ~ 「バリアフリー」ではなく、「バリア・アリー」の革新的介護施設が高齢者に大好評だそうです。その秘密と仕掛けとは?

デイサービスセンターという老人の福祉施設をご存知ですか?   
高齢者に対して送迎・入浴・食事などの提供、機能訓練、介護方法
の指導、レクリエーションを提供する日帰りの介護施設です。 発
想の転換を行って、常識破りの新しいサービスモデルに挑戦し、高
齢者の心をわしづかみにしている元気一杯のセンターの事例です。

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■ 常識破り介護への挑戦 バリアだらけ「バリア・アリー」

━━━━━━━━ 情報ソース:スーパーモーニング 2009.07.23━━

◆サービスの特性として、サービスはお客様との共同作業で作り上
げていくということがあり、この点はハードウェア製品と大きく異
なる点である。

◆お客様の参加をうまく組み立て、お客様に心から楽しんで頂き、
サービススタッフとお客様が一体となって喜びと楽しみを共有する
ことが成功するサービスモデルにとってはとても重要である。

◆これに関連して押さえておきたい点がある。 人間の欲求に関す
る考え方で有名なマズローの5段階欲求説である。 人間の欲求を
5つの段階に分けて、低い段階から上位の段階に進んでいくという
理論である。

◆人間は、食べたい、眠りたいといった「生きるための欲求」が満
足されると、「安全の欲求」、次に「所属したい欲求」へと進み、 
さらに「認められたい欲求」があって、最後に「自己実現の欲求」
というものを満たしたくなるのである。

◆また、ハーズバーグの衛生理論では、働くことや活動することへ
の強い動機づけには、「尊敬されたい」「創造的なことをしたい」
「目標を達成したい」
というような、より上位の欲求を満たす必
要があるという。

◆「サービスはお客とサービススタッフの共同で作業する」という
特性と、人間が本来もっている「上位の欲求」を意識すると、成功
するサービスモデルを成り立たせる成功要因というものが見えてく
る。

◆テレビ朝日「スーパーモーニング」で、常識破りの介護に挑戦し、
高齢者の心をわしずかみにして大成功を収めているデイサービス
センターの取り組みが紹介されていた。

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■ 人間の尊厳と自尊心とは?

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◆そのデイサービスセンターの名前は、「夢のみずうみ村」。 
山口や富山、福岡など全国に6か所のセンターを持ち、「介護施設
の革命児」といわれる作業療法士の藤原氏が運営している。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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