~ サービスサイエンス的思考法でビジネスモデルを探る ~ 最近公立図書館が、ICタグやITを駆使して、 昔のイメージを一新! 面白いですね。 行きましたか?
公立の図書館が、すごい勢いで進化していること、ご存知ですか?
公立図書館のサービスの質の向上が最近著しく良くなったように思
います。 その背景にはRFID(ICタグ)やネットなど最新の情報通
信技術を活用した、サービスの品質を向上するための仕掛けが浸透
してきたからなんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 公立図書館。 イメージ一新!
━━━━━━━━━ 情報ソース:日経 2009.07.11 /P35 ━━━━━
◆皆さんは、公立の図書館にどのようなイメージを持っているであ
ろうか? 「読みたい本を無料で借りる場所」、「勉強や読書のた
めに、自宅では集中できないから、机なり勉強する空間を無料で借
りるだけの場所」といったところではないだろうか?
◆そのような図書館のイメージが最近急速に変わりつつある。
7月11日の日経に「公立図書館。イメージ一新」という記事が載っ
ている。 どのようにそのイメージが変わったのか、また、それを
変えた仕組みとは一体何であろうか?
◆「顧客はサービスを買っている(ダイヤモンド社)」の著者諏訪
良武氏によると、日本には約450種ものサービス業種があり、それ
ぞれの業種の主要サービスを分類していくと、最終的には基本メニ
ュー21個で全てのサービス業を分類できるとしている。
◆この21種の基本メニューを整理すると、世の中のサービス業は、
「モノ提供サービス」と「情報提供サービス」と「快適提供サービ
ス」の3つに分類することができるという研究成果を発表されてい
る。
◆さて、この分類が妥当だとすると、従来の図書館が主に提供して
きたサービスは、この3つの中でどれであろうか? 主に「本とい
うモノを貸し出す」という「モノ提供サービス」が中心であったと
いえるのではないだろうか。
◆最近の世の中の強いサービス、魅力のあるサービスを観察してみ
ると、先述の3つのサービスエリアを重ねることにより、新しい価
値を提供し、大成功しているサービスモデルが多い。
◆例えば、農家が野菜というモノを栽培・提供する「モノ提供サー
ビス」に加えて、無農薬と有機肥料を使って栽培することにより
安心・安全という「快適提供サービス」を提供するというモデル。
◆さらに、その無農薬有機野菜を使ったおいしい調理方法をネット
で提供する「情報提供サービス」を行うことで、好評なサービスモ
デルを確立しているケースなどである。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
ビジネス進化論
2009.08.20
2009.08.12
2009.08.05
2009.07.23
2009.07.19
2009.07.13
2009.07.06
2009.05.16
2009.05.14