革新的図書館はRFID(ICタグ)がお好き!

2009.07.19

経営・マネジメント

革新的図書館はRFID(ICタグ)がお好き!

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

~ サービスサイエンス的思考法でビジネスモデルを探る ~ 最近公立図書館が、ICタグやITを駆使して、 昔のイメージを一新! 面白いですね。 行きましたか?

公立の図書館が、すごい勢いで進化していること、ご存知ですか?
公立図書館のサービスの質の向上が最近著しく良くなったように思
います。 その背景にはRFID(ICタグ)やネットなど最新の情報通
信技術を活用した、サービスの品質を向上するための仕掛けが浸透
してきたからなんです。

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■ 公立図書館。 イメージ一新!
                    
━━━━━━━━━ 情報ソース:日経 2009.07.11 /P35 ━━━━━

◆皆さんは、公立の図書館にどのようなイメージを持っているであ
ろうか? 「読みたい本を無料で借りる場所」、「勉強や読書のた
めに、自宅では集中できないから、机なり勉強する空間を無料で借
りるだけの場所」といったところではないだろうか?

◆そのような図書館のイメージが最近急速に変わりつつある。
7月11日の日経に「公立図書館。イメージ一新」という記事が載っ
ている。 どのようにそのイメージが変わったのか、また、それを
変えた仕組みとは一体何であろうか?

◆「顧客はサービスを買っている(ダイヤモンド社)」の著者諏訪
良武氏によると、日本には約450種ものサービス業種があり、それ
ぞれの業種の主要サービスを分類していくと、最終的には基本メニ
ュー21個で全てのサービス業を分類できるとしている。

◆この21種の基本メニューを整理すると、世の中のサービス業は、
「モノ提供サービス」と「情報提供サービス」と「快適提供サービ
ス」の3つに分類することができるという研究成果を発表されてい
る。

◆さて、この分類が妥当だとすると、従来の図書館が主に提供して
きたサービスは、この3つの中でどれであろうか? 主に「本とい
うモノを貸し出す」という「モノ提供サービス」が中心であったと
いえるのではないだろうか。

◆最近の世の中の強いサービス、魅力のあるサービスを観察してみ
ると、先述の3つのサービスエリアを重ねることにより、新しい価
値を提供し、大成功しているサービスモデルが多い。

◆例えば、農家が野菜というモノを栽培・提供する「モノ提供サー
ビス」に加えて、無農薬と有機肥料を使って栽培することにより
安心・安全という「快適提供サービス」を提供するというモデル。 

◆さらに、その無農薬有機野菜を使ったおいしい調理方法をネット
で提供する「情報提供サービス」を行うことで、好評なサービスモ
デルを確立しているケースなどである。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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