当世ゴルフ新事情 
「接待場」から「総合エンタメプレースへ」

2009.07.23

経営・マネジメント

当世ゴルフ新事情  「接待場」から「総合エンタメプレースへ」

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

~ サービスサイエンス的思考法でビジネスモデルを探る ~ ゴルフ場がどんどん進化しています!  「ゴルフ場」から「カントリークラブ」に続く フェアウェーを歩むゴルフ場。 今やニューサービスの宝庫です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 如何にしてサービスバリューを高めるか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆フリー百科事典「ウィキペディア」を見ると、「ゴルフ場とは、
スポーツの一種であるゴルフをプレーするために設計された施設を
いう」とある。 全国に2000か所以上あるそうだ。

◆ひと昔前、高度成長期からバブル前後までのゴルフ場は、まさに
ゴルフをプレーする場であり、一番のターゲット顧客は、“接待ゴ
ルフ”で使用する法人やビジネスマンであった。

◆ところが、昨今の日本全体を覆い尽くす経済危機などもから、
“接待ゴルフ”を激減させている企業も多くなり、ゴルフ場もその
ターゲット顧客の見直しを迫られてきた。

◆ところで、サービスサイエンスの考え方でサービスを分解してみ
ると、サービスはサービスメニューの中心となるコアサービスと、
それに付帯するサービスで構成されていることがわかる。

◆例えば高級レストランを例に取ると、美味しい料理を提供すると
いうのがコアサービスであり、格調高いインテリアや、ウェイター
の笑顔やホスピタリティなどが付帯サービスといえる。

◆コアサービスが他社より劣っていたり、顧客満足からほど遠かっ
たりしていては、サービス業としては論外であり、差がつくところ
というのは、付帯サービスで如何に特徴を出し顧客満足を高めるこ
とが出来るかという点にある。

◆競争を勝ち抜くためには、付帯サービスを磨き上げることに加え
てサービスの価値を高める取り組みが必要になってくる。 高める
ための要素はいろいろ考えられるが、先進的なゴルフ場が取り組も
うとしているのが、「サービスに何かを組み合わせる」ということ
だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 「ゴルフ場」から「カントリークラブ」へ続くフェアウェイ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆最近良く雑誌や新聞などで目にするのが、「ゴルコン」という言
葉。 グーグルで検索すると、なんと3.6万件もヒットする。 

◆ゴルフ場でゴルフや飲食を楽しみながら、いわゆる「合コン」を
やってしまおうという新しいスタイルのイベントだ。 ゴルフ場自
らが企画したり、専門の企画運営会社などが多くのツアーを催行し
ている。

◆また、最近、リゾート開発会社とゴルフ場が組んで、ゴルフと別
荘ライフの両方のサービスを1か所で提供するというサービスモデ
ルも出現してきた。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

フォロー フォローして三宅 信一郎の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。