今回は、「ガチンココーチ」の異名をとる、ビジネスコーチ社の泉一也氏にお話を伺います。
センスのいい人は、集合研修などでコーチングのスキルを身に付けて、現場で生かすことは可能です。 一方で、税理業務を税理士にお願いするように、組織活性化をプロのビジネスコーチにお願いし、定期的に来てもらうという方法もあります。普段実務を一緒にしているわけでないビジネスコーチが入ることで、今までにないコミュニケーションが起きるきっかけとなります。そういうコミュニケーションが、仕事効率を上げることになるのだと思います。
業務の効率化を目指し、プロジェクト管理などの手法を取り入れるのもいいですが、ちょっとしたコミュニケーションの場で解消できる問題はたくさんあります。そういった外部の専門化が現場に入り込んで問題を解消していく、「ビジネスコーチ」という職業をもっと知って頂くために我々は活動しています。
最後に、チームの士気が下がっていてどうしていいか分からないという管理職へメッセージを
いただけますか?
まずモチベーションが下がっている原因を探求する必要があります。私は、人間にはすごい力があって、その力を引き出す“ツボ”をうまく押してさえあげれば、ぐっと引き出されていくのだと思っています。誉められたら嬉しいというような、人間の力を引き出すツボについて学ぶこと。
それから、管理職自身が仕事を楽しんでいるかどうかも重要です。やらされ感覚で仕事をしている上司に、コーチングなんかされたくないはずです。もし自分自身のモチベーションが下がっているのであれば、まずそれに向かい合うこと。一人で解決しようとするのでなく、同僚、人事部、外部の人間、我々のような専門家と話をしながら、自分を知る時間を作ることが大切かと思います。
その後で、部下の話にとことん耳を傾けてあげることです。組織活性化の答えはほとんど、部下の話の中にあります。答えを見つけ出せれば、あとはそれを解決するために動くだけ。いたってシンプルなんですよ。
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