日々、あいかわらず迷惑メールが飛び込んでくる。 誰がひっかかるのか。どのくらいの確率の商売なのか。 知りたいと思っていたら、「悪徳商法マニアックス」というサイトにこんな記事が掲載されていた。
続いて、記事からこんな試算をしている。
1件ごとに、1500~2000円、約2000万円稼いだとのことだから、
申し込み件数 = 2000万円 ÷ 1500円 = 約1万3千件となり、
迷惑メールを見て購入に結びつく割合は、
申し込み割合 = 約1万3千件 ÷ 約22億通 = 0.0006 % = 6ppm
メタミドホスの残留農薬基準値(キャベツの場合)は 1ppmだから、
6ppmというのは、かなり高い。
※ちなみに、宝くじの1等が当たる確率は、0.1ppmです。
千葉県の流山市や島根県の松江市の人口が約15万人だから、
中堅の地方都市のすべてのヒトにあたって1人が反応するかどうかくらいの確率なわけである。15万にメールを打って、149999通のメールは捨てる。残りの1人にかけるという「おかまいなしの仕組み」を、ビジネスと呼んでいいものかどうかはわからないが、きわめてインターネット的であると言える。
一方、しつこい営業のセールス電話は、どのくらいの確率で成約に結びついてるのであろうか。あるオートコールのシステムを売っている営業用のサイトには、こんな記述がある。
例えばDMにしても、1000通だして、990通くらいはゴミ箱直行、10枚位は目に留めてもらえて、そのうちの1人か2人位が反応してくれる・・・・そんな反応ですよね?
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。