株価急落だ。 世界恐慌だ。 個人的には、どうしようもできない。 こんなモヤモヤな時は、本屋へ行くことにしている。 アマゾンより、本屋さんだ。
人間は平等には、生まれてこない。残念ながら。
生まれながらにして差がついているから、面白くなるのが人生だと思う。
ひとつだけ平等に与えられているものがあるとしたら・・・
それは、「時間」である。
その時間の使い方ひとつで、生まれながらの差は、埋めることができる。
意識ひとつで、時間は止めたり、その速度を調整することができる。
「リーマンショック」に揺れているニューヨーク株は、米同時テロ直後以来の大暴落となっている。
世界各地で短期金融市場で資金を出し渋る動きが広がる。
原油価格も下落。
世界中のマネーは一斉にリスク資産から逃げて「安全」へと動いている。
FRBや日銀は市場に大量の資金を供給し、なんとかパニックを防ごうとする。
「信用恐慌」の始まりだ。
こうやって、お金や経済の話になると、世界が「同じ時間」で動き出す。
お金を動かすのにリスクが伴うのは、動かす先の「信用」の問題を含むから。
信用するとは、そもそもリスクなのだ。
信用するとは、そもそも関係性の中に生まれるリスクの加減の話だ。
なので、当然ながら、「短い時間」のつきあいでは、信用はしにくい。
「同じ時間」を歩むと、目先の話になるので、競争が生まれ信頼ある関係は築きにくい。
グローバリゼーションの時代の「信用収縮」は、
信用をお金で買おうとする=「短い時間」で利益を生み出そうとする業の果てであり。
世界が「同じ時間」を歩みだしことによる、避けがたい結果である。
今回の世界同時株安の動きを、個人が止めることはできない。
どういう手を打つのがいいのか、専門的には、さっぱりわからない。
しかし、個人的に思うわけである・・・
「信用収縮」が起こっているなら、「信用拡大」に転じるべきだと。
「信用恐慌」だと言うなら、「信用回復」に想いを寄せるべきだと。
そのめたには、手っ取り早く本屋へ行くのがいいと思うわけである。
アマゾンで検索するのではない。
その足で、大きな本屋さんに立つことだ。
本屋さんに行けば・・・打ちのめされる。
自分には、「知らないことがいっぱいある」と。
こんなに多くのジャンルで、
こんなに多くの人たちが、
専門的な勉強をして、
書くという行為に時間を費やしている現実が、本屋には溢れている。
インターネットのような気楽なメディアではない。
出版社を通して、印刷して、金銭のやりとりという面倒くさいことをしてでも、
伝えたいことが、こんなにたくさんあるのだということに対して高揚する。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。