BCMを人事・総務の立場から考える「ケーススタディ」の教材のようなものを書いてみました。日々の生活を振り返る道具にしてみて下さい。
「じゃぁ、こうしよう。私は会社に残る。Bさんの搬送はDさんで、病院に残ってもらうのがCさん。Dさんは病院に搬送したら、直に会社に戻ってきて。携帯電話が復旧したら、災害伝言板に一斉に書き込むから。」
「そういえば、Cさん、ご家族は北海道だよね。」
「はい。家には固定電話が無いので、携帯電話が繋がらなければ安否は分かりませんから。心配しても仕方ないので、まずはBさんを何とかしましょう。」
最近の若い子は、家に固定電話を置かないんだよなぁ・・・。それに、現実主義というかなんというか・・・
もうすぐ40歳のAさんにとっては、ジェネレーション・ギャップを感じる以外にない、不思議な瞬間になりました。
このとき、多くの社員は家に居て出社すべきかどうか判断がつかず、一先ず家の周囲で被災している方々の救出に向かっている最中でした。
「さてと・・・。また会社に一人になったけど、何をしたら良いんだろう・・・。社長や部長と連絡が取れればいいんだけど・・・。」 Aさんは、一人になって冷静に現状を分析し始めました。
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