交渉のあり方について考えてみたい。
双方がハッピーになるためには、価値観、考え方の共有が欠かせない。そのために、交渉のプロセスの共有も必要かも知れない。
むやみやたらに自分に都合の良い条件を提示することや、相手の条件を買たたくことは避けなければならない。もちろん、相手の言いなりになる必要もないが、何らかの基準、何の根拠もなしに自分に有利な条件を主張してはいけない。
相手に対する適切な評価や類似の取引条件との比較などなしに、自分に有利な条件を一方的に主張するのは洗練された交渉術ではないだろう。相手が洗練された交渉者であればそのような交渉スタイルはすぐに見抜かれてしまう。適切な評価や配慮が出来ない相手と、特別な理由でもない限り、取引しようと思う交渉者はいないだろう。
相手に損をさせないこと、相手だけに損をさせないことは大切である。相手に得をさせる、相手を幸福にするという強いコミットメント、自信、意志、計画、方向性を示して信頼関係を築くことが交渉において重要である。
また、そのような交渉プロセス、交渉、交渉結果に基づいた行動とその成果や実績の積み重ねが、信用やリーダーシップを高め、また、強化する。
【V.スピリット No.53より】
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