【インサイトナウ編集長対談】第2回 Z世代はMANGAで掴め!~漫画は最強のマネジメントツール~

2026.02.16

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】第2回 Z世代はMANGAで掴め!~漫画は最強のマネジメントツール~

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

これまで数々のピンチのときに、漫画の力に助けられたと語り、現在、日本のポップカルチャー・コンテンツを世界に広げるべく活躍中の保手濱彰人さん。著書『武器としての漫画思考』(PHP研究所)がベストセラーとなり、今後は漫画を活用した、人財育成にも注力すると語る保手濱彰人さんにお話しを伺いました。 聞き手:猪口真

これまで数々のピンチのときに、漫画の力に助けられたと語り、現在、日本のポップカルチャー・コンテンツを世界に広げるべく活躍中の保手濱彰人さん。著書『武器としての漫画思考』(PHP研究所)がベストセラーとなり、今後は漫画を活用した、人財育成にも注力すると語る保手濱彰人さんにお話しを伺いました。聞き手:猪口真

保手濱 彰人様
株式会社ファンダム!代表取締役会長
株式会社マンガ・ドライブ 相談役顧問

猪口    このたび「Z世代はMANGAで掴め!~漫画は最強のマネジメントツール~」という研修プログラムをローンチされました。漫画を使った研修というとまず思い浮かぶのが、特定の漫画を取り上げて、そこで展開されるストーリーから何らかのコンピテンシーを学ぶというものです。たとえば『ONE PIECE』(尾田栄一郎・集英社)であれば、「ONE PIECEに学ぶチームビルディング」というように、一作品から学びを得ようとするのが一般的なアプローチだと思います。ところが、いい意味で想定とはまったく違いました。この研修の場合、複数の作品を横断しながら、ひとつのマネジメントストーリーとして構築されています。

保手濱  もともと僕は、多種多様な作品から、多種多様なシーン、キャラクター、セリフを切り取って、そこから価値観や信念を学び、自分自身の課題や置かれている状況に当てはめてきました。日本の漫画は高度に作り込まれていて無駄がなく、すべてのコマ、すべてのセリフに意味があります。たとえば、『ONE PIECE』に「ルフィ助けて」と声を振り絞って言ったナミに対して、ルフィが「当たり前だ!」と答えて敵を倒しに行くシーンがあり、僕がONE PIECEでもっとも好きな場面の一つなのですが、このシーンからだけでも学べることは本当にたくさんあります。実際に見てみていただけると分かるのですが、「あなたは何も知らないじゃない!」というナミに対して、「うん、知らねえ」とルフィは答えるのですね。余計な反論も、ジャッジメントもせず、ただ淡々と事実だけを述べます。そして、黙ってナミの次の言葉を待つんですね。まさに、理想的な「傾聴」の姿です。そして、だからこそそんなルフィを信頼して、ナミは、それまでの自分の信念を曲げてでも、ルフィに「助けて」といえるようになるわけです。そうすると、それまで積極的に助けようとしなかったルフィが、「当たり前だ!」と一気に高揚するんです。あくまで、相手の意思を尊重し、自己決定のもとで、求めてこない限りは対応しない。でも、自らが腹を決めて、依頼をしてくるのであれば、仲間からの決死のお願いに応えないなんてことはありえない。だから「当たり前」という回答なんですよね。包括的に、相手の内面の意思を引き出すという、コーチング的な手法が凝縮されている場面でもあります。説明が長くなりましたが、このように特定のシーンを切り出すことで、濃密な学びが得られます。物語全体を対象にすると、その中には山谷があり、多くの要素が含まれているため、ひとつのメッセージにまとめようとすると、かえってぶれてしまう。良いところ、学べるところを切り取って伝えるほうが、むしろ本質を突くことがあるのです。

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