幽霊船の起源

ある日、強欲な船長が宝島のありかを知りました。

宝を分けるのを惜しんで、彼は100人の船員の半数をクビにして、50人だけで出航しました。

しかし、仕事は忙しく、半数の船員が不満を漏らしました。だから、船長はその25人を途中の島で降ろしました。

大西洋の真ん中に差し掛かったとき、13人の船員が反乱を起こし、引き返すべきだ、と主張しました。船長と残りの12人は、彼らを斬り殺し、海に投げ捨てました。

そして、呪われた船長ら13人は、操舵不能に陥り、今も南海を漂流しています。

純丘曜彰（すみおかてるあき）大阪芸術大学教授（哲学）／美術博士（東京藝術大学）、東京大学卒（インター＆文学部哲学科）、元ドイツマインツ大学客員教授（メディア学）、元東海大学総合経営学部准教授、元テレビ朝日報道局ブレーン。