【インサイトナウ編集長対談】「日本のどこかに自分の応援を受けて頑張っている子どもがいる」そんな社会になってほしい

2024.09.27

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】「日本のどこかに自分の応援を受けて頑張っている子どもがいる」そんな社会になってほしい

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

「協会のプログラムを通じ、一人でも多くの子がビジネスの楽しさに気づいてもらいたい」と考え、ティーンエイジャービジネス協会として活動を続ける山田翔吾さん。子どもたちの教育に一石を投じる山田さんにお話しをうかがいました。(聞き手:猪口真)

猪口 今、社団法人をビジネスに活用しようと志向する方や、それを指南する方々もけっこういらっしゃるので、そこは皆さんが聞きたいポイントかもしれませんね。実際にやられてみて、株式会社と社団法人の運営は何か明確な違いはありましたか。

山田 学校や保護者に対してやりやすい面があるのと、寄付金を集められるのは大きいですね。クラウドファンディングのような感じで集めやすくはなると思います。実際、私たちが開催しているビジネスキャンプというプログラムに参加しているのは、経営者のご家族が多く、子ども向けに新しい事業を起こすのであればお金を出すよと言っていただいています。

猪口 参加者の親御さんには経営者が多いのですね。収入もあり、教育にも熱心だということでしょうか。

山田 単純に参加費用の設定が高めなのと、プログラムが平日も含めて金土日の開催なので、ある程度時間の自由が利くご家庭であること。あとは学校の勉強だけではこの先無理だと肌で感じているのは、やはり経営者の方が多いですね。

ただ、今年は7月と8月に全国で5回ぐらいイベントを開催したのですが、一般の会社の方が増えてきて半分ぐらいの割合になりました。裾野というか、意識が変わってきているような感覚はあります。イベントにはリアライズが開催しているものとクライアントが開催しているものがあって、それをまとめているのがティーンエイジャービジネス協会です。

猪口 クライアントさんが開く場合、ビジネスの仕組み的にはどのような形になるのですか。

山田 ほぼフランチャイズのようなものと思っていただければ分かりやすいと思います。いろいろなイベントのパッケージが用意してあって、それを使ってもいいし、独自にアレンジしてもらってもいい。その準備や集客、組み立てを協会がサポートします。

子どもたちは一人残らず自分で何とかする力を持っている

猪口 ホームページを拝見すると、次のイベントは「本物に挑戦!EC販売実践コース」ですね。

山田 この講座ではアマゾンで利益を上げる体験をします。昨年から動かしているグループもあって、その子たちはけっこう頑張っていますよ。

猪口 子どもたちは何歳くらいが多いのですか。

山田 メインで頑張っているのは小学生が多いですね。

猪口 そんな体験が小学生でできたら楽しいですね。SEO対策やリサーチなど、通常のマーケティングのようなことをきちんと学ぶのですね。

山田 ビジネスに必要な基礎が全部詰まっています。自分の商品を自分で売って、悔しい思いもしながら物販ビジネスを学んでいきます。

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