昨今テレビや新聞などのメディアや、実生活でもよく耳にする、DXやIoTなどの用語ですが、他にもいろいろアルファベットの文字がありすぎて皆さん、何が何だか混乱していませんか?
RFIDへの期待は、以下の三つとなります。
●モノの動きを
・より簡単に
・よりきめ細かく
・より リアルタイム(タイムリー)に把握ができる
●モノの動きと、それを表す情報が一致(情物一致)
●RFID情報を、遠隔地で認識することができる
つまり、RFIDとは、簡単に言うと、モノや人などに個体を1つひとつ個別に(ユニーク)に認識するためのコードや、その個体の固有のデータや情報などが書き込まれたICチップとアンテナが埋め込まれたRFIDタグを、モノや 人に張り付けて、離れたところからリーダーライターで電波を送ったり受け取ったりして、RFIDタグのICチップに書き込まれた情報を読み取ったり、書き込んだりする技術の総称であります。
現在、ユニクロなどの大手アパレルメーカーが、ごぞってこのRFID技術を 採用し、全ての商品のブランドタグにRIFDタグを装着して、製造現場から 店頭までのサプライチェーン全体を管理し、効率化を実行しています。
上の写真は、ユニクロで購入する商品に必ず付いている通称ブランドタグ というおなじみの紙でできたタグです。
このタグに、実はRFIDタグ(ICタグ)が装着されているのです。 もし捨てずにお持ちの方は、明るい電灯か何かの方向にこのタグをかざしてみてください。
このRFIDタグは、実は半導体のICと、情報をやり取りする電波を受信する アンテナが実装された、超精密ハイテク部品なんです。
下のような独特の模様をもったRFIDタグがうっすらと透けて見えるはず です。
真ん中がIC部分で、周りの薄黒く見える部分がアンテナなんですね。
これが、ユニクロのIoTを支え、業務の効率性を各段に向上させている秘密兵器なのです。 一般のお客様は、恐らく全くその存在に気付くことなく このタグを捨てていらっしゃることかと思います。
この流れは何もユニクロなどの国内アパレルメーカーだけの動きだけではありません。 元々は欧米のアパレルメーカーがいち早く導入してきた経緯があります。
下の写真はかの有名なブランドグッチGUCCIのタグです。
表面は何の変哲もないタグですが、裏をよく見てみますと、「RFIDマーク」のその下にRFIDタグのアンテナ部分がうっすらと確認できます。 そこに
RFIDタグが装着されているのです。 GUCCIの場合は、サプライチェーン 効率化だけでなく、盗難防止の効果も狙っていると思います。
このRFIDタグがこのアパレル商品に装着されているだけで、何が起きているのかお判りでしょうか?
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