経営戦略の基本的な内容を解説していく内容です。構文という意味はバラバラに読んでもそれなりに意味がわかって読める、定型化されているということですが、読み物としてもそれなりに読めることを目指します。
このパラダイムだと、外部環境を分析する意味合いは明白です。
戦略変数を特定し、戦略的自由度を把握した上で、当社のケイパビリティと相談のうえで、戦略を決定していくためです。
そうするとね、ファイブフォースモデルで、単に枠を埋めている自称「分析」はほぼ無駄であることになります。この業界って、どういう構造になっていて、どれが構造的変数/戦略変数なの?という問いに答えている外部環境分析がどれだけあるでしょうか?
ファイブフォースモデルは細かすぎて使えないという主張をされる方もいらっしゃいますが、毎年毎年全部使って分析しろというわけではなく、業界の特徴として、収益性にクリティカルな要素を抽出するために、ポーターはインデックスを提示してくれていると捉えた方が正しいんじゃないですかね?そりゃあ、初めにはある程度網羅的にやる必要はありますけどね・・・。
業界構造を定める戦略変数があって、それのどこが効いてくるのかは、どの部分がマージナルなのか?に依存したりするでしょうから、繊細な分析も併せて必要でしょうけれど、大枠すら踏まえていないファイブフォースを使った自称「外部環境分析」が多すぎて、辟易しています。
というようなことを言うと、いろいろとあたりさわりがありまして、嫌われちゃうんですね(笑)。儀式としての外部環境分析とか、すごーく嫌いです。フレームワークが埋めてあるだけの資料とか。時間の無駄ですよ・・・。無価値です。
とか言うから、敵認定されちゃうんですよね。そうです。意地悪で、性格が悪くて、人間性が腐っていて、いつもしかめっ面をしているのがいけないんですね。写真ほど爽やかにはできていません・・・。
怒り狂うと、カフェでお釣りをくれるお姉さんの手が震えていたりします。私みたいな化け物が怖くない人がどこかにいないもんかと思っています。冬の風が身に染みます。
それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。