1966年6月29日の最初で最後の来日を記念して、今日は「ビートルズの日」です。今年でちょうど50年となりました。
今日、6月29日は「ビートルズの日」です。
音楽史上にその名を刻むイギリスのロック・グループ「ザ・ビートルズ」が、1966年(昭和41年)のこの日に最初で最後の来日を果たしたことを記念してEMIミュージック・ジャパンが制定しました。
今年はこの来日公演からちょうど50年を迎え、キャンペーンが行われています。9月にはアカデミー賞受賞ロン・ハワード監督の『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』が公開されます。この映画は、ビートルズの驚異的な初期のキャリアを描いているそうです。往年のファンの方は待ち遠しいことでしょう。
このところ、NHKでもビートルズ関連番組をやたら放送しています。半世紀がたってもこれほどまでに色あせず、愛され続けているバンドはなかなか他にありません。また現在も活躍している多くのミュージシャンが、その起点を、直接にせよ間接にせよ、ビートルズだと語ります。ビートルズの偉大さは、あるいは、後の音楽界に多大な影響を与えたことにあるのかもしれません。
今では音楽の教科書にその楽曲が載り、Imagineの平和主義のイメージも強く、「世間に認められている」感じが強いですが、彼らが登場したときは、眉をひそめる大人が大量発生するロック・バンドでした。デビューするまでにも、ずいぶんオーディションを落ちたと言います。エレキギターを使い、聞きなれないメロディにアメリカ英語で歌う若者たち。彼らのすべてが新しかったのです。そしていつの時代も、新しいものはそれを理解できない旧世代に嫌われるものです。
今では伝説となった日本公演のあった50年前。日本はまだ、多くの大人たちがエレキギター=不良だと決めつけていた時代でした。できて間もない日本武道館を使うことに対しても、「神聖な武道の殿堂を汚すな」と反対の声があがっていたそうです。学校がコンサートに行くことを禁止した例もありました。もちろん、そんな大人たちの思惑など乗り越えて、コンサートは大盛況となりました。ビートルズはその音楽だけでなく、自分たちの思うように生きていいのだという勇気を、多くの若者たちに与える存在となりました。
直接知る世代ではありませんが、我が家にもビートルズのLPレコードがたくさんありました。まだ、ぎりぎりレコードプレイヤーが家にあった時代には、カセットテープに録音して友達に渡したりしていました。こんな風に、あちらこちらで手から手へ、世代を超えて受け継がれていったのかもしれません。ビートルズはやっぱり伝説のバンドです。
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