日本で最初のボウリング場の開設を記念したボウリングの日。今でも、ボウリング場に行っていますか。
今日、6月22日は「ボウリングの日」です。
1861年(文久元年)6月22日、長崎で発行された英字新聞にボウリング場の新装開店の告知が掲載されました。このボウリング場が日本で最初のボウリング場であると思われるため、日本ボウリング場協会がこの日を「ボウリングの日」と定めました。
近代的なイメージのあるボウリングですが、実は江戸時代の末期には長崎の出島を通じて日本に入ってきていたようです。1970年頃には、女子プロ選手の活躍などをきっかけに、社会的なブームにもなりました。比較的、誰にでもある程度の点数をあげることができるので、地域や社内のレクリエーションなどでもボウリングが使われることがあるようです。他のどんな競技よりも、「やったことがある」人の割合が高そうなスポーツです。
2011年に総務省統計局が行った社会生活基本調査でも、一年間にボウリングを行った人の割合は12.%で、運動の中で「ウォーキング・軽い体操」(35.2%)に続いて2番目に高い割合になっています。一方で、ボウリングをした人の年間の平均行動日数は、他の運動の平均行動日数の中で最も低い6.3日となっています。ボウリングは年に数回の娯楽という位置づけなのでしょう。
日本国内のボウリング場は1972年には3700近くもありましたが、それ以降は毎年減少し、2015年には844にまで減っています。ボウリング人口の減少に加え、ブーム時に建てられた施設の老朽化が進み、耐震基準を満たさなくなって次々に廃業しているのが現状のようです。そういえば、地方都市では朽ちかけたようなボウリング場がほそぼそと営業している様を見かけます。このまま消えていってしまうのも、さみしいような気がします。
ブーム時の記憶はありませんが、昔取った杵柄で社内のボウリング大会でストライクを連発し、ひときわ高得点を出すおじさんは確かにいました。ボウリング大会は普段はおとなしい経理の人が一番輝く日、みたいなイメージでした。ボウリング大会を面倒がる人も多くいましたが、こういうおじさんたちのために存続しているのだと感心したものです。ブームを知る世代がいなくなっても、入社時からボウリング大会を当たり前としてきた世代が続けようとするので、こういうボウリング大会はなくなりそうにありません。
大がかりな施設が必要な割には、広く一般に親しまれているめずらしいスポーツです。たまには、ボウリング場に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。
※統計情報はなるほど統計学園より引用しました。
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