今や全国区で人気の居酒屋メニュー「手羽先の唐揚げ」に記念日があることをご存知でしたか。
今日、6月14日は「手羽先記念日」です。
手羽先の唐揚げが名古屋名物といわれるほどまでに、全国にその名を知らしめた「世界の山ちゃん」の創業記念日から、手羽先に感謝する日として制定されました。ちなみに、甘辛いタレのついた手羽先の唐揚げをはじめたのは「世界の山ちゃん」でも、「鳥良」でもなく、「風来坊」だそうです。手羽先というのは、もともと出汁をとるものとして扱われていたため安価でした。これを一番人気のメニューに仕上げたその手腕がすばらしいです。
手羽先の唐揚げの前に生まれていたという鶏の半身揚げという豪快な料理があります。一羽の半分を丸ごと揚げてあるので、かなりのボリュームがあってなかなか手が出ません。この半身揚げをがんばって一人で食べると、部位による味のちがいがはっきりわかって、とても得した気分になれます。胸肉、モモ肉、手羽元、手羽先。それぞれの味わいが比べられる料理はなかなか他にありません。ついでに「おいしいものは食べにくい」という事実も実感できます。
手羽先の唐揚げには、手羽餃子という変化球メニューもあります。手羽先の骨を抜いて代わりに餃子餡を詰めて揚げる(焼くものもあります)という、これまた絶対おいしい居酒屋メニューです。きれいに骨を抜くのが難しそうですが、「手羽先の骨抜法」といった動画を見ると、意外と簡単にできそうです。料理の説明なのに「じん帯を切る」とか「脱臼させる」とか、若干、ホラーっぽくなるのがご愛敬ですが、ご興味のある方はぜひお試しください。
それにしても、手羽先の唐揚げとビールの相性の良さは、なかなか他に類をみません。もっとも焼き鳥屋という商売が成り立っているのですから、鶏料理全般がアルコールと相性がいいということなのかもしれません。世の中においしいものは数々ありますが、さほど高価でもなく、気軽に食べられる「鶏料理」は、会社帰りに飲みに行く多くのビジネスパーソンの味方なのです。今日は、「手羽先に感謝する日」ですが、一部位だけでなく鶏全部とたくさんの鶏料理を開発した人々に感謝したい日です。
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