8代将軍徳川吉宗がその名を付けたという伝承のある「小松菜」は、栄養豊富で便利な日常的な食材に育ちました。
今日、5月27日は「小松菜の日」です。
小松菜は東京圏ではお正月に食べるお雑煮の具材になるなじみ深い青菜です。
江戸時代に現在の東京都江戸川区小松川付近で栽培されはじめ、将軍徳川吉宗が「小松菜」と名付けたという伝承があり、新小岩の香取神社にはこの出来事を伝える「小松菜の産土神」が祭られています。鷹狩りの際のお食事処として選ばれた香取神社の神主が、『これといって差し上げるものもなく、餅のすまし汁に青菜を少々彩りとしてあしらって差し出すと、吉宗は大変喜ばれ、その葉をこの地にちなんで「小松菜」と命名されたと伝えられています。』(香取神社)
将軍に献上されるにはずいぶん質素で、まさに現在の東京風お雑煮のもととなったお料理だったようです。
小松菜はカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分が多く含まれ、とくにカルシウムはほうれん草の5倍も含まれています。周年の栽培が可能で一年中食べられていますが、旬は冬で霜が降りる季節には葉肉が厚くなり、柔らかみが増し、甘みがのっておいしくなります。アクが少ないので下ゆでなしでおひたしや炒め物などに使えるので、簡単料理にぴったりの野菜です。パッと見はほうれん草と見分けがつかないような青菜ですが、ほうれん草のようなえぐみがなく食べやすいので、ほうれん草のかわりに子どものお弁当に使う方も多いようです。
小松菜はまた、育てやすい野菜なのでプランターなどの家庭菜園にも向いています。低温を好む野菜なので、晩夏から初秋に種まきをして、涼しい秋の気象条件の下で育てると一段と美味しくなります。特に冬になると葉もつやつやして味が凝縮され、美味しい小松菜になります。ただし、長期間低温にあたると春には花芽が出来てしまいますので、11月中旬から3月中旬の種まきは避けた方がよさそうです。乾燥すると葉が傷みやすいので、水やりに気を付けましょう。液肥で水耕栽培もできるそうで、中にはペットボトルで育てる方もいるそうです。
江戸川生まれの小松菜は今でも首都圏での生産が盛んで、埼玉県が16%で1位、東京が9%で2位の生産量を誇っています。いまやすっかり日常的な食材になりました。栄養豊富でおいしくて、一年中食べられる小松菜。8代将軍吉宗が名付けたと聞くと、ちょっと見直したくなる小松菜です。
INSIGHTNOW!でコンテンツ・マーケティングをはじめませんか?
提供会社: | インサイトナウ株式会社 |
---|---|
対象: | 現在のWebマーケティングに限界を感じている方 コンテンツはあるが、どのように発信すればいい... |
時期・期間: | ご要望に応じますが、半年以上のご契約をおすすめします。 |
費用: | 記事の配信方法、頻度、作成方法によって異なりますので、お問い合わせください。 |
備考: | 投稿した記事内にお問い合わせボタン、ホワイトペーパーダウンロードボタンの表示により、興味を持っ... |
今日は何の日
2016.05.23
2016.05.24
2016.05.25
2016.05.26
2016.05.27
2016.05.30
2016.05.31
2016.06.01
2016.06.02